◆x0SRSoJXe.

【安価】やる夫は誰かのために戦うようです 96

3753 名前: ◆x0SRSoJXe.[] 投稿日:2021/01/24(日) 20:33:23 ID:Px.kgFME0

   l{             ≦ミx
  /|          //⌒Ⅷ
  j \_,、        //.     Ⅷ
⌒         //三二ニ‐ Ⅷ
zzzzzzzz.    //三二ニ=‐..... Ⅷ
  三二ニ=‐Y/三二ニ=―‐ 、   Ⅷ
        ┼   /, '´/  ∨ Ⅷ
        三ニ=  / 、,ノ    i  Ⅷ
      三二ニ=人  ,,,,  ノ^^j__Ⅷ
...  n______У_{三三三ヽフ__
  ⊂とニ ヽ          `<三三\ . /
  ゝクー〈ー―――'´〈      ヽ三三∨
       三二ニ=‐ <.      ノ三三三}
        三二ニ=‐../_ -―r彡三三三リ、
.         三二ニ=‐〈___レ' ̄ ̄ ̄ノ ヽ
           三二ニ=‐/     ハ   ヽ

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待ち合わせの午後七時から数えること、一時間前。
飛び跳ねる勢いで巡回輸送機へと乗り込み、ブライドル本部まで飛んだ。

はやてのことだから、あまり早くから待っていても気を遣わせてしまうだろう。

今日初めて袖を通す服に身を包み、程よく緊張と期待が混ざり合った気分で、
ブライドル地下のエリアD5という場所へとタクシーで向かった。
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3754 名前: ◆x0SRSoJXe.[] 投稿日:2021/01/24(日) 20:38:28 ID:Px.kgFME0

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i! ,i ......i, i! |i!  . : : /. . : : : :\|i:レ||. : |i:i:/. . : :/: : . . |:レ' . || . . : : : : : : '⌒ヽ ::| \ j} . . : ' ´ . _ . . :i:i:i:i:}/ :| | : :
γγハ`ヽノ} \|i:i/: : . |i. . | : : :......||  . . . : : :'´ }i:: /: .   || | ̄| : : : : ,:゙  ,:| : ⌒|∨´. . : ' ´ \ノi:i:.' ´. .....| |. :
 ̄川 .| ̄从,. : :}i:{ :Y: . . . .i : :ji:i:| ||`7i:i:|/: |::レ⌒|i:i:{^Y:::{⌒ || |  | . : : ..,  . . :: : . |i:|. .: : . : ´ ̄ }:i:i:i:i:|V |/| | . :
ハ l | l | ハ ⌒〈i:} ,::l 从∨リ l {i:i} ||Yi:i:i:/| ノ_L......|i:i:|....|:::|..... ||.「|‐‐「|‐「| :⌒Vi:i:厂⌒'|i:i/^ヾ〈: ハニニニニニニニY} | |
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エリアD5は、ブライドル地下の中では牧歌的な風景が広がることで知られている。
本物と見比べても大差ないような、よくできた人口の緑で覆われたような場所だ。
自然公園ともいう。

もちろん、湿った土の匂いや涼やかな風、澱みのない空気とは無縁だ。
木や花に触れたところで、硬い樹脂の感触しかしない。

けれど、人間の脳というものは単純なものらしい。
理屈では分かっていても、木々に囲まれているような気分にはなれる。
企業連のお膝元であるブライドル地下のものというだけあって、
勢を凝らした造形は本格的の一言に尽きる。

こちらの方には、アルトリアに連れて行ってもらった歓楽街とは客層も違っていた。
もっと素朴な、飾り気のない人が多い。心なしか年齢層も高めに感じる。
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3755 名前: ◆x0SRSoJXe.[] 投稿日:2021/01/24(日) 20:47:23 ID:Px.kgFME0

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思うに、自分もはやても、そこまで派手な感性の持ち主ではないのだ。

煌びやかな街の灯りや、豪奢な内装の建物、小洒落た酒瓶、
そういったものに全くロマンを感じないわけではない。

けれど、それらをとりわけ好むわけでもない。
それは、あのアマツでの暮らしで感じたことだ。

とにかく、落ち着けそうな場所で話したかった。

自分の中でのはやてが、そういった存在である、ということの証左なのかもしれない。
激しい快楽が得られるわけではない。強張った肩を落とさせ、
素直で穏やかな自分でいさせてくれる。

半ば飾りの腕時計に視線を落とし、こちらへ向かってくる足音を聞いては顔を上げ、
人違いに内心落胆することを繰り返すこと数分。
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3756 名前: ◆x0SRSoJXe.[] 投稿日:2021/01/24(日) 20:57:50 ID:Px.kgFME0

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        : |.: .:|.: : i⌒|.: .: .: .: .: |/ |.: | |〈_/.: .:| } .: : 〉\ |\
      |: |.: .:|.: 八 |.: \.: .: .:| .:| ィぅうミx.: .:|ノ.: .:/  )\イ
      |: |.: .:|.: .: .:.、/⌒ 、.:.:.| .:| 乂少 |.: :|.: .:/  ⌒Y:|ノ         お疲れさん、やる夫君……って、随分めかしこんどるなぁ。
      |: |.: .:|.: .: .:.:.\.ィぅミk.: :八  ' '  |.: ∧/     人:\
       八.:.:|.: .: \.:└ 乂ツ∨       八(_〈    / /∧.: )        どないしたん、そないに気合い入れはって。
         人.: .: .: \.:.:.:>  ` r  ^) //|∨----〕//  >‐┐
          \( : .: .\.: )>  ., ____// :| 」___/::|  / / ∧      「え、ええと、まあ」
           ノ:\ ̄..: .: ∧:.: :(/〈_/ ||:::::::::: /::|___|__/ |\
          _/.: .:./八.: .:.〈⌒∨ \〕ニ / ||:::::::::::::::::::〉__j   |  |  |     まー、最初の時とはえらい違いやなぁ。
        ⌒7.: :__|_∧.: .:∨〈,,/Y⌒Y\,,〉T¨¨¨¨¨∧ ̄\|  |  |
          |.: :「 ̄ ̄込 : .:∨/| L:i:i:ノ  〉 ::|:::::::::::/::::|____\_|,/\    誰のせいで、そないに色気づいてもうたんやろなぁ?
          |/ ̄ ̄ ̄ \:|: 八 /:i:i|  /\:| ::::: /::::: |:::::::\ \
          |  /: ̄ ̄ ̄ ̄`、::|V:i:i:i:|_,/ ::/|:::: / :::::: | :::::: ∧   \      興味あるわー。
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           /  八:::::::::::::::::::::::::ヽ:〈:i/:::/::::::: 八::::::::::::::: | : /  .|
           〕/ /:: 、:::::::::::::::::::::::ノ八:::::::::::::::::::::::::::、::::::::::::::/   |\
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ついに本命がやってきた。
割と視力は良い方なので、すぐにわかった。

公園の歩道の向こう側から、久しぶりに見た彼女の姿は普段通りのものだった。
軍服調のジャケットに、丈の長いタイトスカート。
そこから伸びる白い脚に、落ち着いた暖色のパンプス。
全体的に女性的な細さと丸みを帯びた柔らかいシルエットにも関わらず、
やけに小柄なその姿に、すぐさま手を振った。

はやては小走りで駈け寄ってくると、軽く乱れた前髪を掻き上げ、
にっと歯を見せてきた。
その反応を見られただけで満足しそうになる。

実は、ずっと心配していたのだ。
あれからというもの、はやてとは疎遠と言っても過言ではない状態だった。
胸をなでおろしたくなるのを抑え、笑みを返す。

自分でもわかるくらい、照れくささが滲み出ていた。
頬の筋肉の動きがおかしい。
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3757 名前: ◆x0SRSoJXe.[] 投稿日:2021/01/24(日) 21:12:41 ID:Px.kgFME0

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      . ´: : :>'": : : : : : : :゙く: : : :`:.
.      |: : :.:'": : : : : : : : : : : :: \ : : |
  ♪   〉:/: : : : : : : : : : : : : : : : : ヽく
    / 7: : : /:/ヽ: : : : : : : :、: : :_: _: ゙
     ゙  : : : |_;|,斗! 八:_:_:_:_,|〓 〉〈: :}
    j |: : : .:|八 从{  )八|ハ: : /⌒: :' ♪
      }: : : :x≠ミ    x≠ミ: .'/: : : ゙       えー、エスコートしてくれるん? はあ、ほんま、この子ったら……
      : : : :| ,:,:,: r-- 、 ,:,:,:|;゙ツ/: :{
      八| : |゙:.... V__丿 ..:j|;゙「/: /:,        そないにしたって何も出えへんよお?
.        八:. ::-‐≧==≦-ミ:::/: /| ′
      (`j_.. -‐}ニ{V7ニ、.._``ァ_          もう、変な気になってまうやーん。
       ^// {ニ=。=ニく 「⌒\)
         /  { 〈ニ=.。-=ニ〉 \___〉
.         ′./{  |ニ二二ニ辷--゙⌒ヽ
        }_{ { .八ニ二二「⌒辷 _ノ
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            }   |    ̄
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              _」-<=二二ニ=
              ̄ ̄

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夕飯時としては丁度良い時間帯でもあったため、
とりあえず店まで行こうと促してみる。

「ご飯って、どこで食べるん?」

「この近くに小さなレストランがあるんですお。ロッジ? 山小屋風っていうのかな。
ご飯も美味しいって話ですし、お酒も呑めますお」

ルルーシュと一緒に調べた情報であって、自分もこれから体験するわけだが。

頭の中でぐるぐると予定や計画を反芻している自分に対し、
はやてはやけに浮かれた様子だった。かなりの上機嫌である。
にっこりと口角を上げ、小さく肩を揺らしてまでいた。

だが、やはりというべきか、軽い違和感のようなものが拭いきれない。
口ではああ言っているものの、彼女の言動は、男性に食事に誘われた時の
それではないように思える。

これは、前途多難というやつかもしれない。
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3758 名前: ◆x0SRSoJXe.[] 投稿日:2021/01/24(日) 21:32:06 ID:Px.kgFME0

トーイノ   ヾ 、  /'i| |\     |ゝ「ノ|| | ',      |        /  |    |    |    /  ,. '    ,.∠ヽ
ノ ゝ- 、   ヾ、/'  || |   \  |「 ̄|.|| |  ',     |      /    |    |    |  /  ,. '  _,r'-ヽf¨¨ ̄
´|.|`ヽ、 \ ノ-〈   .|| |__ \|| ij..|.|| |__',_____.|____/_____.|    |   / ,. '   _,. |-―‐:|:i:::::::::::
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-―-ヽ   i i   〉|| |        .|    |  |===== .| 「 ̄ ̄ ̄i |     .|∠,.__'iri,.rff {' if j lィ'´---ヽ   __,.. -=ニ
   \',   } l  .//|| ト、_     .|    |  |__  | |      .l |       .| f f |r三=‐¨ | ハ、ノノ } } rニ-‐.i=f''ri´
      i i  .,!,' // || |:::::{ー、   |    |  |=、、i | .| |      .l |       .|__-=iir、iir'ヽ=ニ.ゝ i_ノ_ノ__| r'コ .|_|ー_
    ノノ / \/   || |_::〈:::::∨!¨ゝ、  |  |_゚,j.}!.| .| |      .l |       .| | | |! |!|!_j_,.「r‐‐i |==‐‐i |¨¨´ ̄
_,.. _ 〈 ./ /ヽ 〈   || |::ゞ:::ー<_:::>::└ィ .|  |三'-」 .| |      .l |       .|‐ry.v、ハ八_,.|.| --!.|i|.|-―l |――――
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           /.: .: .:「      V'少У.:.:.:/|.: .: .:.:|.: .: .:|
            ⌒7.:/.:.ハ      ' ' /.: .:/ノ .: : .: |.: .: .:|         よっと……ええ具合に空いとるなぁ。
         _    {:/\八 _/)>'.: .:.:/.: .:/.: .: .: .:|.: .: .:|
        __/ ) __     /  ̄ 7 : : / ̄:/ : .: /.: 八 : 八         メニューは……へえ、色々あるやん。
     「{ { し' }  r/     /.: .: /_/ ⌒∨ .:/.: :)/⌒\
.      {       ノ  //   人.:.:/  \ ̄ ̄Y ̄/\_           あ、エルディンガーと……オレンジジュースで。
.     人     /   /      ∨    \ \ /    \_
      }    {  / ̄ ̄ ̄\   〉_     \ {    /  ∧
      }      '  /     /}       \  /   / }
         }/./     //        /  \      ∧
     ,'  /{__   /イ      /    } \ // /
     ;  |  |     /--≠-     _   /   ∨ //{
     {/ |  |\  /   /          \./     }/__\
      八  |  \ / \_{ /         /\   ∧------{
      \\__/     { 〈 /    ̄ ̄〈.   \ 〈 \    〉

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歩くこと数分。特に急ぐでもなく、のんびりと二人で、歩幅を合わせて歩いた。

実際に訪れてみると、その店は思っていたよりもこじんまりとしていた。
建物自体には本物の木材が使用されているらしく、近づくと仄かに檜の匂いがした。
隣のはやてが感嘆の溜息を漏らす。店に対してなのか、店を選んだ自分に対してか。

内装もアンティーク調の落ち着いたまとまりを見せていたが、
ニスの塗られた木のカウンターには年輪の模様が浮かび、
カウンターの奥には本格的なサイフォンやビールサーバーが置かれていた。

ドアベルを聞きつけてやってきた、白髪をオールバックでまとめたエプロン姿の
壮年男性に導かれるまま、奥のテーブル席へと二人で向かい合って座る。

はやてはそそくさとジャケットを脱ぐと、
意気揚々とメニューを捲って飲み物を頼みだした。

ここは自分が頼みたかったところだったのだが、遅かった。

「やる夫君はどないするん?」と満面の笑みで聞かれて、
肩をすぼめてオレンジジュースと呟いた時、情けなさに身が縮む思いだった。
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3759 名前: ◆x0SRSoJXe.[] 投稿日:2021/01/24(日) 21:48:46 ID:Px.kgFME0


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「それじゃ、今日もおつかれさーん」

高らかに乾杯を交わす。軽やかな音がグラス同士の間で鳴った。

はやては相変わらずビールを頼んだようで、一息ついたかと思うと、
少し心配になるような勢いでグラスを呷り、黄金色の液体を喉へ流し込んでいる。

幾何学模様の細工が綺麗なグラスに注がれたオレンジジュースを啄みながら、
話題を探した。

店内には聞いたことのない音楽が流れている。
聞きなれない弦楽器の旋律と共に、陽気な女性の歌と、時折男性の歌唱が重なる。

なるようになるわ。先のことなんて分からないのよ。分かるわけないじゃない。

そう歌い上げる女性の声は、やけに古びたリズムに乗せ、そう繰り返していた。

さて、どんな話をするべきだろうか。
世間話、質問、近況報告、色々とあるが、如何せん経験がない。
こういった時、クーガーやカズキはどんな言葉を選ぶのだろうか?

とはいえ、無理に背伸びしてもいいことはないだろう。そういう相手でもない。
ルルーシュも言っていたように、等身大の話題を振るのがいいだろう。

下↓1 デート中の年上女性にかける、気の利いたセリフをどうぞ
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3760 名前:安価のやる夫だお[sage] 投稿日:2021/01/24(日) 22:20:52 ID:nwqC2MhE0
あまり連絡もせずすいません
お元気でしたか?

3761 名前:安価のやる夫だお[sage] 投稿日:2021/01/24(日) 22:32:23 ID:kZO4phvc0
考えたけどうまいのが思い付かなかった

3762 名前: ◆x0SRSoJXe.[] 投稿日:2021/01/24(日) 22:33:34 ID:Px.kgFME0
よし、安価も取れたし今日はここまでとする。

ごめんね、そろそろ寝ないと明日が不安でね……

次回は来週の日曜日、1/31の午後八時からとしよう。

気持ちだけで言うなら、週三くらいで投下したいくらいなんだけどね……

それじゃ、シーユーアゲイン。

-◆x0SRSoJXe.

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