2437 名前: ◆x0SRSoJXe.[] 投稿日:2020/05/11(月) 20:14:44 ID:LCCyfx5E0
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柔らかい白で塗装された小型ジェット内部は、筒形のVIPルームのようでもあった。
黒檀で統一された家具たちは艶があり、移動中である実感を忘れさせる。
ソファと見紛うようなシートに体を預け、無聊を慰めようとお付きのCAに
ワインでも頼もうかと思ったが、やめた。
酒を飲んだところで気分が晴れるものでもない。
それに、今の自分はジャケット姿だ。零しでもしたら面倒極まりない。
久々にブライドル本部を訪れることになった。
IGIOブライドル支部の監査である。
なぜリンクスである自分がこのようなことをしているのかというと、
実際のところ、トップランカーともなればほとんど専属、
それどころか企業の重役と権限は大して変わらない。
実際、モリアーティに至ってはリンクスであると同時にIGIO管理部門の顧問だ。
スポンサーとは名ばかりのものである。
企業の力の象徴ともいえるリンクスは、使い勝手が良いのだ。
企業の損害となるか利益となるかを直接その場で判断し、
軍を動かすまでもなく自身の手で戦場に介入できる。
まさしく力こそが、この時代におけるヒエラルキーの決定要素だった。
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2439 名前: ◆x0SRSoJXe.[] 投稿日:2020/05/11(月) 20:14:57 ID:LCCyfx5E0
l! ミi!キゝ、_ノノ:ヘキ
∨:ミハ \ー‐オjl }:i!
.∨ ミヽ-、ヽヽl!Y :}
.\ ミ\_ヘl!lノ:/
、 ヾ、ー、`ヾ,イヘ
ハ ヾキ トrキ:キハ
::ハ ヾ、ヾ!キキハ
::::¨ヽ l!ソl! ヒ:Ⅷ
::::{f¨ヽ l!ー┴‐'",ヘ.
::::`ーナー 、 レ⌒l!二.、rヘ、
:::::::/ ハ {=、リ!¨i!ヘヾハ
::::::{ { }} i!=fハ! }=キ い
:::::::ゞ ゝシ .lヒコ ∨キ l!ィ j
::::/ >-く {_.ノ }=l! :} i'′
:/ /::::ヾ-ヘ l! } リ
’ f::::::::} ミヘ /シ'ー'
/:::::::/ ミヘ ゙´
.,'::::::::/ ミ:l}
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
ネクスト戦役。
コジマ粒子が見いだされ、同時期に開発されていたAMS技術と共に
作り上げられた新型のAC、ネクスト。
最強の個体戦力として作り上げられたその兵器は、戦争を一変させた。
あらゆる歩兵、戦車、戦艦、航空兵器を単騎で撃破可能とされた
人型汎用兵器、ノーマルを更に進化させたものとして、
新次元のAC、ネクストと名付けられた。
見せしめに小国が半日と経たず崩壊させられ、
同じくネクストによる同時多発攻撃により各国の核発射設備が軒並み沈黙。
圧倒的な戦力差の前に、一日の内に国家群が降伏した。
地上の支配者となった企業連は、現在もなお続く行政体制を築き上げた。
限りある資源の節度ある再分配。
だが、それを壊す存在が現れた。
黒いネクスト。突如として離反したIGIOの最高戦力は、
ある日を境に追撃を退けるだけでなく、積極的に企業連の施設や戦力を破壊しだした。
当時は反体制勢力もネクストを保有するなど脅威度は現在とけた違いであり、
それらが黒いネクストに同調する形で、企業連への大攻勢が始まった。
二年にわたる大戦争の末、黒いネクストは白銀のネクストに討たれた。
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2440 名前: ◆x0SRSoJXe.[] 投稿日:2020/05/11(月) 20:16:42 ID:LCCyfx5E0
/:::/:::;イ:/:/::::::::::::::::;ィ::::::/:::::::::::::::::::::/:/::::::::::}i::::::::::',
//イ::::;’}:j/:::::::::::::/,::;ィ::/::::::::::::::::::/;ィ:::::::::::::}i:::::::::::::',
// ,:::::;’:i::}i::::::::::/,::/::〃:::::::::::::/:::/ !:::::::::::::}i::::::::::::::::〉
/ ,:i{:::i::::i::}i::::;∠,::∠_,://:::::::::::/,::/ {::|::::::::::}i::::::::::::::;′
′ ,::i!:::|::::|:::レ'_,::∠__ ,://::::::::/7:/}二‐}:ト、:::::;’:::::;:::::::;′
i:i|:::ハ:::|:::{ {{ 勹i:i:ト、.}:::::/ ,:/ xz=≠=ミゝ/::::::/:::::::{
i:{ i:{. }:::}::、:、_込:V癶}::/ / /込r≦i:i}〃'::::::/}::;}::i!; 俺は、組織を、この企業体制を痛覚のない生き物と思ったんだ。
i:{ i:{ Ⅵ:::}ヾ:. {/ }  ̄¨”/:::://::; }:从
i{. i{ Ⅶ::}:. ヾ、 ,: /.::://:〃 i:| 行政機関……企業連が脳なら、人は細胞。
` ゞ }从:::、 ` } . /イ:/-'’:::;イ{. ゞ
;/ }:ハ::.、 ーz 、 __ ,.イ,::::::::〃;’リ 俺たちは俺たちの生きる為に活動してる。組織もそうだ。
〃 }; }:::::i、 `ー¨¨ ̄´ . <,:::::::::/}/
′ リ .从r! \ . <i:′{:::::ハ{. i! 組織は組織を存続させる為に動いてるのであって、
/ i:;ト、.`ー\,。≦i:i:'__,ノ}::::{ リ
/' |ニ三ミf´rzzzzzzzュ 从:{ 人の為には動かない。俺たちが自分を構成する細胞の為に
j{ニ/ }ニ{ i{二ニニニ{ { `
,.。≦/r、} /ヘi{ {二ニニニi{ {≧ュ。、 生きてるのではないのと同じだ。似ていないか?
_,. -- 、_
_ -‐: : : : : : : : : :`丶、
, . : .:.:.: : : : : : : : : : : : : : : : :ヽ、
, : : .:.:.: .:. : : : .: : : : : : : : : : : : : : : :\
/: .:./:./:.:.///: / : : : : : : : : : : :ハ
/:.:./:./:.:./:.:.///: ://: :.: : : : : : : :. : :. い
/フ://:.:.':.:./:.;.:.:.;.:/: .:.:.//: : :.: :. : : : : :.: :.:.:. i: '、
´/:.//:.://:/:./:.:/:, : .:.:/ィ:| |:.:.:.:.:i: : : .:.:. :i:.:.: ト、ト\
l/〃:.:.l:.l:/:./:〃/: :.ィ:/ l/!:|l:.:.:.:.|: : :.:./:/:.:.:. | 丶 人間だって、死ぬくらいなら指一本で済ませた方が良い。
{ |l|:.l:.l:.l|:メl:///:.:/ナ=┼l小:.:.://: .:/:/:.:.:.:.!:!
lハ:.!:.!:|i小以!:./ノ‐ラ云=ミヘ//: .:/:/:.:.:.:.!:い そうでなくても、細胞一つくらいならどうってことない。
{ ぃl:.い.:.l`Ⅳ ノ匕zj_ ン//:.:.ィ ィ:.:.:.:.:.:|:.l、ヽ
ゝヘトV //// //:{:.:.:.:、ヽミ 、 それで全体が良くなるなら進んでそうする。
rf: : : : ヽ' _ ‐彡' / /イl:小:.、:.ヾ\:\
l:{: : : : : ノヘ` =‐- .イ /|'! j八{:¬i : : : : \ 組織だってそうだ。人一人殺せば全体が良くなるなら殺す。
ハ: : : : : ノィへ.. ィ入二二 く r=ノ气_): /: : : : : : : \
{: : : 、: : : : : : : : : ノヘ: \: : ヽヽ ⌒)、( /: : : : : : : : : : ヽ 組織の存続のためなら千人だろうが万人だろうが犠牲にする。
_儿: : : \: : : 、: : : : : :\《: __〉〉彡: :〃: : : : : : : : : : : ‘.
〈: : : : __ ニニヽ: : : :\〃ー: )): : : /: : ; :-‐……‐-:、: :', 人間の感覚で言えば、細胞一つ、指の一本、くらいだろうな。
ノ: : : : : : : : : : :, -‐ャ^\: :{{: : : 〃 : : /: / : : : : : : : : : : : : i
}: : : -‐: : : _/ Ⅵ\ヽ}}: : : {{: : : レ: : : : : : : : : : : : : : : :{
//: : -‐: : / ぃ ): ̄: : : :ぃ_j: : : : : : : : : / : : : : : :l
/‐: : : : :/ / 丶、: : : : : : : : ̄{: : : : : : : : : : : : : : : : : :|
2441 名前: ◆x0SRSoJXe.[] 投稿日:2020/05/11(月) 20:17:50 ID:LCCyfx5E0
/:.:.:.l .:.:.:.:.:.:.:.ヽ :.:.: .:l|:.: .:. :.:.:.:.|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.}
/:.:. :l| :.:.:./||ヽ:.:.:.:`、: .|:.: .: .:.:.:.|:.:.:.:.:.:.:.:. :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: .:|
l:.:.: /l| :.:.:/ l| ヾ_\\|:.:. : . .:.:.:l:.:.:.:.:.:.:.:l:.:. :.:.:.:.:.:.:. :. :.:|
{:. /:.:l :.:/、 リ ∠\ 丶}:.:. :. .:.:.|'^ヽ、:..:.|.. : .:.:.:.:.:.:.: .:.:.:.l
|: l|:.:.| :.l:.:.:', /r彡戈ヽ |:.:. :.:.:.:.:ノ )}:.:.:|:.: .: :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.l
|l l|:.:.| :.|:.:.:.} ,イレ}/ |:.:.:.:.:.:.:/ゝノ丿:.:.:l:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:l:.:| 人と違うところを挙げるなら、痛みがないところだ。
|! |!:.:l:.:.||:.:.:.} ノ }/ ,':.:.:.:.// __ノ|:.:.:::.l:.::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ll:.|
|:.:|l:.{ヽ:./ ´ //:.:.// l |:.:.:.l:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|:.l|:.| 更に言えば、補充が効くところも、か。
ヾヽ/ /// } |:.:.:.l:.{:.:.:.:.:.:./:.:.|:.l|ソ
\ / |:.:.l|:.:|:.:.:.:./|:.||:.l:.l 人は痛みがあるが、組織に痛みはない。
|ヽrー-- _, |:.l| l|:.|:.:.:./ l:.| |:|i|
|/|ノ r / }ノ__l|_|:.:./‐‐リニソ 指一本切り落としても、組織は気にも留めない。
l ' ヘ < _-ニニ─‐|/ ̄ ̄: : {
`´ ,∨ニ‐´: : : : : : :': : : : : : : :l それどころか、人員や設備を補充すれば元通りだ。
_--‐-、_ <∠: _: : : : : : : : : : : : : : : : : :ヽ
/ ___、_ ノ、 ∨((: : : : / : : : : : : : : : : : : : \ なるほど喜んで切り捨てるわけだ。
/ / /))─ー' ∨乢-‐' : : : : : : : : : : : : : : : : : :\
{ ヘ / / ̄`l _-ー一ニ ̄ ̄: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :\
l l/ / ヽ | ̄: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : \
_, -''´::::::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.`'ー-、
_, - ' ´:::::::::::::::.:.:.:.:/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|:.:.:.:.:.:.:.:.:\
/::::::::::::./::::::::.:.:.:.:.: /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|:.:.ヽ:.:.:.:.:.:.:.:ゝ
. /::::::::::::::i:::::.:.:.:.:.:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: ノ:.:.:.:.i:.:.:.:.:.:.:.:.:ト、
ノ::/:::::::::::::|::.:.:.:.:.:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. /人:l:.:.:.:|:.:.:.:.:.:.:.:.|`ヾ
─-=彡 /::::/:::::::::レ':::::/:::イ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:// |ハ:.:.:|:.:.:.:.:.:.:.:.|
/:.::/:::::::::::|l:::::/:/ |::ィ:.:.:.:.:.:/:∠__||L`ソ:.:.:.:.:.:.:.:.|
. /:.::/|::::i:::.:.:.|:./:/_ハ:.:.:.:./ノ/ ,__」L_,ノ/:.:.:.:.:/:.ハ 「何を言いたいんだ」
|:.:/ .|:::::ト::::::V:/- -x |:.:.:.:/ / -ィテ芯フ./i:.:.:.:./i:.:.|
|/ |:::::ハ:::::::Kィテ=斗:::// `┴ ナ //:.:/j ト、_ 俺はリンクスをやめることになりそうだ。
| .|:::::/:ヾ::::::\ゞ≧V .| .//-'`/:.:.|
|:::::ハ::::::\::::ヽ ヽ / r-'´:::ハi 「何を……言ってるんだ、ルルーシュ」
ヽ::| ヾ::::i::::ト:ミ=- _ _ /l:.:l:.:.::.ト
\ |:::ト:::;Vハ、 ー - ̄ //:.l:.:.:.:ヽ 俺は世界を変えられなかった。これが答えだ。
ヽ:\::V::/:.> 、 / 彡'フ::::.:.:.ミ、_ _
>/::ナヾ:::ヽ- イ_ / ノ人/\ー' ようやく俺が守りたいと思えるようになったものは、
// ソ:::i ̄ ̄| / / ̄ ̄ ̄フ──
-=/ ̄|__|/ / // // ̄ ̄ 企業の守るものの中に含まれていなかった。
ノ r'´ ̄ ̄ V' .// //
_, - '´/ {/ / . // .// そして、おまえにはまだ、企業の掲げるものの中に
r‐' ´ / V イ | | //
V/ / レイ/ | |// 信じられるものがある。それだけだ。
V /__/ ./ .| ./
2442 名前: ◆x0SRSoJXe.[] 投稿日:2020/05/11(月) 20:18:15 ID:LCCyfx5E0
: : :.i: : : : : : : :1: : : : !: : : : |: : : : : : : }: : i: : ト、: : : } : : :.!: |: :.|: :: :
: : :.|: : : : : : : :i: : : : :|: : : :.:|: : : : : : ,′:.{′.|:\: : !: : : :|: :|: :1: :}ヽ
: : :.|: : : : : : : :ト.: : : :1: : : : !: : : : : /: : :ハ: : ト、: :\!: : : :| .1 .1: :|
: : :.|: : : : : : : :| }: : : .|: : : : |: : : : イ: : / }: : :.′\::.\: |::|: :}: :1
: :.ハ: : : : : : :.,' |: : : :}: : : :ハ: : : /: : /≦: : ′ : : |\::.\: ハイ:|
./ |: : : : : : 1 1: : ./|: : :/‐'}: ム: :/ }: ィ!: : : : i: : > 、::.ヽ⊥.!__
ハ: : : : : : :}_」: : 'ニ! ./二!/ィ| イ≦イ}:./ }: : : /: :/: :/: :>┬┬ ´
.r }: : : : : :ム/: :ハ-}:.'千丐行 }/} // /: : : /: /: :/: : // }: :} ……僕は、正しい道を進んでいるはずだ。
. `-ニ|: : : .:/ /:.:ハ_/'、竺竺xzィ .イ// /: : : /: /: :/: : /イ /:./
|: : :./ /./` _`_ ̄ ̄ ̄ ̄´ / ./: : ./:.//// /´ 現実を知らないのはおまえだ、ルルーシュ。
,': : / /./ ` ─- 、 /: /: /}}ス´./
,': / // /:.:イ: :///イ } / 現実には、向き合わねばならない。
,':./ / ´ /_ィ ///{ノ/
// /. /// / 我々が生きられる場所は、現実にしかないのだから。
/. /// /
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
その中で友と出会った。
共に戦い抜き、戦役を終わらせ、ようやく新たな体制による新たな秩序が
もたらされようとしていた矢先に、友は世界を見限った。
彼に何があったのかは分からない。
今となってはどうでもいい。世界の片隅で息をするだけの昼行燈となることを
選んだ男に、かつての友として思うところなどありはしない。
自分は戦う。この世界の秩序の為に。
企業による完全な管理、それこそが世界秩序の完成を成す。
そのためにも、経済戦争のパワーバランスをより明確にせねばならない。
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
2443 名前: ◆x0SRSoJXe.[] 投稿日:2020/05/11(月) 20:19:52 ID:LCCyfx5E0
i /
{二二二二ニニニニニ=イ
}二二二二ニニニニニ7
{二二二二ニニニニ:.7
}二二二二ニニニニ7
/ ̄ ̄ -----イ
,. ´ i} そうだ。
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/ / : 我々人類が生きられる場所は、
ノ y i
{:. il / :i i } 最早この現実、この星しかない――
i i ノ / } } :
i i ゙~ i : / イ /
`ー{ ノ / /-‐'
{i / / ̄
`==‐イ`ーイ
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
だからこそだ。
既に人類に逃げ場所などなくなった。
人は自らの死地を地球と決めたも同然だ。
だからこそ、自分たち力ある者は、この星を維持する必要がある。
そのための、秩序なのだ。
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
2444 名前: ◆x0SRSoJXe.[] 投稿日:2020/05/11(月) 20:20:07 ID:LCCyfx5E0
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□
・
2445 名前: ◆x0SRSoJXe.[] 投稿日:2020/05/11(月) 20:31:26 ID:LCCyfx5E0
/ / _,. ‐''" ..:::::::
/ / ,.-‐''´ .: ....:::::::::::::
,ヘ |!/ ,. -、/ / ..:::::::: ...:::::::::::::::::::::::
| :トK /__l__∠___/`ヽ、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::
_」__,,j.==''"´ ̄_,,. -‐'''"´l! :|/⌒ヽl::::::::::::::::::::::::::::::::::/
|〈 l l _ ィ'´/ | .::|ヒ ヽ l::::::::::::::::::::::::::::::::〈
! \l_レ'´| l:::lr'''7 l .l:..:::lリ7 ゝ/l、::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ、
| .l´ lj_/'イレ′ l!| レ/ ヽ‐' 丿ヽ、::::::::::::::::::::::::ミヘ
| ::l l'´ ル′ 〈 ノlWヽ、:::,. -‐''ヘ そろそろいい時間だろ? 自分の部屋に戻るんだな。
| :::| | ,/ヽ l / ヽ
l :::::! l // / / 「あ、ええと」
!::::l '、_/-、ノr/ / /
l ::! 〈 / / ご馳走さま、世話になりました、だ。
. |::| | / /
!:! | // 「ご馳走様でした。あと、世話になりましたお」
|l '-‐/ 〈
l! \ \
| >-、 \ ,. -‐''´
,.-‐''"´ ̄``ーァ‐''´ ヽ /_,,. -‐'"´ /
/:::::::::::::::::::::::::::::\ Y´ /::::::
| ヽ ヽ \ヽ、 ヽ ヽ l `ヽ、
l ヽ ヽ \`ヽ、 ヽ l / | V|
ヽ ヽ \ `ヽ、`ヽ、 ノ ノ/´ ノイ j /
ヽ、_ ヽ \ \ ミ´ ̄ ̄``ヽ、 ヽ、 ハ从〃ノ∠
\\、 ミ ヾ ヽ、 `ヽ、 \彡ノ´
〉、ハ\三ミ ミ/ ヽ、 \
/〃 ゝr‐、\ ミ ,.zrニ≡ー--‐' ,z-‐\ヽ
//イYl|しjト、ヽ、l ,.rッ-、 r ィ。‐、 /\ヽ
'´_ノミヘ! l ヽヽヾ. `ー-' l ー ' | ヾ、 そんな畏まるなよ。お代はなおはさんとのデート権一回分でいい。
`ヽ、__ゝ\ーゝ、ヽ l .l \
7/ニ`r‐,`\ ノ , ' じゃあな、小僧。精々いい男になれよ。
/l l'⌒| 、 、 _ ィ/
| \ ! ヽ、 `ヾニニ二ソ/、
l \_ `ヽ、 / `ヽ、
/ ``ヽ、_ \ ,' ヽ、
_,,..、-‐''´ 〉 \_ _ノ `ヽ、
`ヽ、 / / ̄ヽ、 /ー‐-、
/ ' lヽ /
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
午後の三時くらいに、輸送機の間に人がごった返すステーションでクーガーと別れた。
別れ際、クーガーは相変らず飄々とした様子で軽口を叩いていたが、
嫌な気持ちは微塵も湧いてこなかった。
むしろ逆だ。なんともいえない爽やかさというか、
気持ちのいい真っ直ぐさを感じた。最初の悪印象など影も形も残っていない。
変人には変わりないが、きっと、彼のような男こそ、
尊敬に値する人というのだろう。
ただ、なのはとのデート権はあげられそうになさそうだが。
自分の前ではこのように落ち着いた面も見せるが、
なのはの前では早口の変人以外の何物でもない。
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
2447 名前: ◆x0SRSoJXe.[] 投稿日:2020/05/11(月) 20:39:33 ID:LCCyfx5E0
.. ____
/ ― -\
.. / (●) (●) 男……男、かお。
/ (__人__) \
| ` ⌒´ |
. \ /
. ノ \
/´ ヽ
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ほぼ無人の輸送機の中で腹が満たされたからか眠気に襲われ、
シートベルトを確認したうえで背中を座席に預けながら、
目を瞑って考えた。
なのはは自分に対し、人として、兵士としての知恵と心構えを説いてくれた。
一方、クーガーは自分に男としての在り方を説いてくれていたような気がする。
それは古いタイプの考え方だ。
自分もなのはから習った教養の中で知っている。
今の時代、性別など肉体を定義するだけの要素だ。
だが、クーガーのそれは決して悪いものではないだろう。
彼は男らしくあることを強いるでもなく、押し付けるでもなく、
男としての誇りを語っていたように見えた。
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2448 名前: ◆x0SRSoJXe.[] 投稿日:2020/05/11(月) 20:49:11 ID:LCCyfx5E0
____
/ \
/ ─ ─\
/ (●) (●) \ ……クーガーさん、かっこよかったな。
| (__人__) |
./ ∩ノ ⊃ /
( \ / _ノ | |
.\ “ /__| |
\ /___ /
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
何を以て自分を自分と定めるのか。
何を以てして、自分を自分と掲げ、貫けるのか。
自分には何もなかった。だから、何も分からないし、
自分が何者かもぼんやりとしているし、やりたいことも朧気だ。
どこにいればいいのかもわからない。何が正しいのかもあやふやで判然としない。
基準がないのだ。
けど、そんな自分にも、あのクーガーと共通点がある。
自分も、男の子だ。
無意識に口を突いて出た言葉に、自分でも驚いた。
そんな感情は初めて抱いた。
特に何があったわけでもないのに、ふつふつと高揚感にも似たものが沸き上がる。
脳裏にクーガーの不敵な笑みが過った。
かっこいい。
そうだ、この感情は、俗にいう憧れというものではないか?
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2449 名前: ◆x0SRSoJXe.[] 投稿日:2020/05/11(月) 20:49:52 ID:LCCyfx5E0
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□
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2450 名前: ◆x0SRSoJXe.[] 投稿日:2020/05/11(月) 21:00:29 ID:LCCyfx5E0
,――==―
, -‐…‐-=-...ゝ/:./__´_
/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:`:.:__:.:.:.:\
/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.l:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ:.:.:.ヽヽ:.\
//:.:.:.:.:.:.:.:.:.|:.:.l:.:|:.ヽヽヽヽ:.:ヽ\:.:.ヽ\ヽ
i./:.:.:.:.:.l:.:|:.:||:./|:.ハ:.:i、i、i:.:i:.:l:.i:.:.i:.:.:.:i |:.i
||:.|:.:|:./圦斥=≦ .|≧云トl:.:|:.|:|:.:.|丶:| .|
ヘ|:.|:.:|:.|/r爪:个 .´{:::。:メ,|/:.|:.:|:.:| .i:.:|
ヽヽ:.ヽゝう:::::} b_::7〃l/:./|:.:| |/ お待たせー……って、どしたの、その恰好。
小、ミゝ…´ `¨‐‐//;,l/|:.|/:|/
|:.:ゝ ` //:.|:.:.:|/::.| 急に色気づいちゃって。彼女でもできたの?
|:.:.|ヽ、 -‐‐ ,∠:.:.|:.:.::|:.:.:|
|:.:|. |> 、 _ イ |:.:|:.:.:.:.!:.:.| 「そういうわけではないですお……」
|:.|/|――, ― |、 |/:.:.:.:.:|:.:.:!
,、r´:|:::| ヘ />< l ヽ|`ヽ:.:.:|:.:.|
,、r::´::::::::::::::| ヘ、/ 只ヽ| ヽ:::::::`ヽ:.!
,、r::´:::::::::::::::::::::::::::| .ヘ /||ヽ | ヽ:::::::::::::::::`ヽ
|:::ヽ::::::::::::::::::::::::::r L__lヽ‐‐‐yヽ/ `ヽ、:::::::/|
|:::::::::\:::::::,、r ´ / ヘ:::::::::| `< `ヽ/::::|
|rヽヽ:::::/ .< 丶:| ./ |::::|}
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
トウキョウに到着し、自分の部屋に入って待とうとしたところで
なのはの声が聞こえた。
丁度いいタイミングだったようだ。
振り返ると、いつものジャケット姿のなのはは何やら面食らっていた。
訝しげにこちらの全身を視線で検分しながら、腕を組んで首を傾げている。
クーガーと買い物に行っていたことを伝えると、
なのはは露骨に眉間に皺を寄せた。軽く呻いてすらいる。
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
2451 名前: ◆x0SRSoJXe.[] 投稿日:2020/05/11(月) 21:06:00 ID:LCCyfx5E0
/:.:.//:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.l:.:.:.:.:.l:.:.:.:.||:.:ハ:.ヽ:.:.:.ヽ、,-:.┼--___:|:.:.:.:.:.:.:.|:.:/:.:.|:.:.:.:.:|:.:.:.:.:.:|
|:.:/.,':.:.:.:.:.:.:/:.:.:.|:.:.:.:.:.:|:.:.:.:| |:.:lヽ:.\:.:´\ヽ≧云、:.:.|`:.:.:.:.:.:|^、/:.!:.:.:.:.:!:.:.:.:.:.:!
|/ |:.:.:.:.:.〃:.:.:.:|:.:.:.:.:.:|:|≦卞|`ヽ ヽヽヽ 〃て::、 弋o|:.:.:.:.:.:.|´ ヽ:.|:.:.:.:.:|:.:.:.:.:.:|
| |:.:.:.:.:.:||:.:.:.:.:.:.|:.:.:.:イ |≠云う丶 \ {:::::::ヽ-} 〃:.:/:./| ./:!:.:.:.:.:!:.:.:.:.:.:!
{:.:.:.:.:.|{:.:.:.:.:.:.:.|:.:.:.:.:メ ん:::::::} つ -:少 イ:.:/|:/:.:|/:.:|:.:.:.:.:|:.:.:.:.:.:| 「嫌いなんですかお?」
.∨:.:.:|.∨:.:.:i:.:.ヽ:.:.:.:.` つ-´j ‐`‐‐┴/:.///:.:.:|:.:.:.:.:!:.:.:.:.:!:.:.:.:.:.:!
∨:.:| .∨:.:ヽ、:.\:.:.\.ゝ´ ///〃:.:.:.:|:.:.:.:..!:.:.:.:.:!:.:.:.:.:.:! う、ううん? 苦手だけど、嫌いじゃないよ。
ヽ:.| ヽ:.ヽヽ、:.`ヽ__ヽ_ ′ //,イ:.:.:.:|:.|:.:.:.:.:|:.:.:.:.:|:.:.:.:.:.:|
ヽ| ヽヽ \:.:.|:ヘ u. ‐ ‐ ´ / ,':.:.:./l.,':.:.:.:.:|:.:.:.:.:|:.:.:.:.:.:| でも、男女の仲になりたいかって言われるとね。
ヽ .\ マ:|:.:.ヽ、 / ,':.:/:|/:.:.:.:.:.:|:.:.:.:.:|:.:.:.:.:.:|
|∧:.:.:.:.|`> .、 イ // /ヽ、:.:.:.:|:.:.:.:.:|:.:.:.:.:.:| 魅力を感じる感じない以前にさ……
|| ヽ:.:.:.| ._`T´ _ -/ ./ .|\_:|:.:.:.:.:|:.:.:.:.:.:|
| \:.| ,、r ´/ヽv<´ / |:::::::::: ̄`― 、:.:!
,、r -ヽ:/ ,'/l./ .ヽ / .|:::::::::::::::::::::::::::::::`ヽ 、
,、r::"´:::::::::::::::/ / ヽy‐ 7´ヽ / |:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`ヽ 、
,'|:::::::::::::::::::::::/ ./ l≠´.| >´ .|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,::---‐ヽ
| |::::::|_-- < / ./ / ヽ | ./ ト- 、_::::::::::::::::::::::::/::::::::::::::::::/
|:::|:::::| \イ ニ .y | ,.><´ >-<__/:::::::::::::::::::::::/
/´,':::::/ ≠<´ |´::::::::ヽ / `` 、 Eニニコ ./ |::::::::::::::::::::::::|
/ //::./ ヽ .|::::::::::::/ / ./ |::::::::::::::::::::::::|
_____
/ ― \
/ノ ( ●) \
.| ( ●) ⌒) | そういうものですかお。
.| (__ノ ̄ /
.| /
\_ ⊂ヽ∩\
/´ (,_ \.\
. | / \_ノ
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きっと、クーガーは恋人に酷いことをするような男ではないはずだ。
なのはと交際したら交際したで、彼女の笑顔のために奔走しそうなものだが、
なのは本人としては気圧されてしまってそれどころではないらしい。
一つ勉強だ。
どんなに魅力的な内面を持っていても、それを知ってもらうために
ある程度表面を整えることも大事というわけだ。
そういうところは、なんだかクーガーも冴えない。
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2452 名前: ◆x0SRSoJXe.[] 投稿日:2020/05/11(月) 21:16:12 ID:LCCyfx5E0
_
__⌒>:.ミー‐、 __
⌒>―:.:.:.:.:.\:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.`:....、 _
/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.く⌒:.:.:.ミ 、
/:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\:.:.:.:.:.:.:.ヽ
///:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ハ.:.:.:.:.:.:.:.ハ
. /:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/:.:.:.:.:イ:.:.:ハ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ:.:.:.:.i:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
/:./:.:.:.:.:.:.:.:.:|:.:.:|:.:.|:./ |:.:/ l:.:.:.|:.|:.:.:|:.l:.:|:.:.:.:.l:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
,:.:/:.:.:.:.:j:.:.|:-|‐十十ト |/ |十|十‐|-、:|:.:.:.: |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:i
|イ:.:./:.:.:|:.:.|:.ハ| V 八 |ハノ 八ハノ:.|:.:.:.:.:|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|
|:.:.l|:.:.:ハ:.:.:.-r竓芹坏 竓芹抃-|ノ:./.:.:j:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|
|:.:.||:.:.:| |:.:.:[ 辷zリ _辷zツ /:/:./:リ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. | 覚えておきなさい。男が思うカッコイイ男と、
ヽ八:. | |:.:.八 , /:/:./:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. |
ヽ|八:.:.:.ゝ ` /ノ:./:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: | 女が思うカッコイイ男は違うの。
_ \:.:ト ー一 /:.:/イ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|
/ニニ=- __ V\:> イ /:.:./ l:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: | 「違うんですかお?」
,イニ7 ー=ニニ= 厂/  ̄ 7‐≦zノ/:.:./ .| :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: |
/}}:ニ7 \ 辷7 〈 /天ヽ /:ノ | :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: | うん。アレは、モテないよ。
′ノ'ニ7 〉 / ヽ//Y] ∨ 〕ニ、 .| :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: |
レノニ7 ∧ \ ./| 〈_// / |-ニニミx__:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|
/ニ7 /∧ /. |―-.、∧__| -ニニニヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:|
. /ニフ /::::::::. \ |ニニ/ \ /ニ=i:.:.:.:.:.:.:.: |
/ ̄ ./:::::/辷、 \:|ニ=/ / / ニ|:.:.:.:.:.:.:.:.|
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「なあに? やけにクーガーさんに懐いたみたいだけど。
君って結構単純だし、半日連れまわされて染まっちゃった?」
ほんの少し、なのはの視線が冷ややかなものになった。
語気も少々鋭くなっている。なのはとしては、自分がクーガーみたいに
なってしまっては困ると思っているのだろうか。
慌てて首を左右に振って見せると、「ならばよし」と小さく微笑み、
なのはは手招きしながらドック方面に歩き出した。
「じゃ、いこっか。いいもの、ってほどじゃないけど、
十中八九君が見たことのないものを見せてあげる」
そう言ってなのはは気さくに笑う。
不思議なものだ。ちょっと前までは事務的なやり取りと教練ばかりだったのに、
今では男だ女だと話してけらけら笑うくらいになった。
自分との時間は、一応それくらいのものになっている、と思っていいのだろうか。
それだと嬉しい。
そして、そんななのはを、輸送機内でさらなる悲劇が襲った。
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2453 名前: ◆x0SRSoJXe.[] 投稿日:2020/05/11(月) 21:27:21 ID:LCCyfx5E0
___
´ 二ゝ、\-‐:::--.., ,. -‐-、
; /:::::::::::::::::::::::::::::::::::`:>/:::::::::::::::ヽ
/://::::::!::∧:::::::::::::::::::{l{:::::::::::::::::::l ガクブル・・・
i/:::{{::::/ノi/ ∨ヽ:|:!:!::::}ヘ:::::::::::::::::| ;
; レVllV ○ ○从:::イ \::::::::::::|
ガク・・・ ヽ从⊃、_,、_,, ⊂⊃::ノ |:::::::::| { 「ふ、フッフッフ」
|::ヘ {_} リ:l::i { |:::::::::| ;
; /⌒ゝ.. _ _ ...,.ィi/l:/ ; |::::::::| ;
; / ./ ヽ只/∠ イ ヽ |:::::::l
| l::| ヘ /|├: :j:::彡,| |:::::::|
-ー==‐-、_、_
. ≠ _ 、 `、ヽ
_ /´ / ‐- 、 ヽ\
f(_/ / | 、 \ ` ミ、
廴/ ' l |、 ヽ 、ヽ \
/ / / j |、\、 | 、 ヽi 、 ヽ
,' ーナ7 / 丿  ̄} ハヽ 丶 ヽ l
| | { {, / ノ',. -‐弋 ヽ V
{、_ノ / ! ハ | /x===ミ、ヽ l }、_≧ソ なんたる僥倖ッ!!
` ¬ ヘ┼‐ゝi、 { ー彳〃!勾i `_ノル' ハ|
. | | {`マ丁心ミ≧- j斗”´ ̄ l个 l ト 「ひいっ」
ヽ ト、 、ヽ _)_少' } (r' ノ/
`ー〒个 〈 _//
. 弋ム ヘ ^ }1 {
` ヘ _,. -―ァ / !l ド、
\ ‘≪_ _ ´ ′lj |
ヽ、 ¨¨´ / /'i/
'、\ / / {
ヽ ー‐ ´ , ' !
_} ヽ / ゝ
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ドックに向かうと個人用輸送機が短時間ではあるが一斉メンテナンスで止まっており、
丁度よく巡回してきた定期便の輸送機に乗り込んだのだ。
ブライドル管轄のこの輸送機には、トウキョウ以外にも様々なコロニーの人間が乗る。
無骨な空飛ぶ鉄の箱といった容貌の中は、やはり味気ないものだ。
軍用丸出しな鈍色の内装に、シートが左右に五列ずつ並んでいるだけ。
ちらほらと先客がいる中、何気なく右後方の空席に二人で座ると、
何やら近くに座っていた欧米人らしき男が笑い出した。
かと思えば、凄まじい勢いで立ち上がると、迷いのない足取りでこちらへ
歩み寄り、なのはの隣へと着席したではないか。
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2454 名前: ◆x0SRSoJXe.[] 投稿日:2020/05/11(月) 21:29:50 ID:LCCyfx5E0
,ィ _ 、__
八___ ´ 、_ ヽ \
ゝ / ´ ̄ \ \ 、ヽ
ア , / | 、 ヽ ヽ\ ヽ\
/ / / l | l | | l 丶ヽ ヽ ヽ
/ / , , ムハ||| ヽi l ',
l / / / / l/l/ 、、 \ l !
r レ / ,/ ! ' /,. ≦ ̄\_ \\ ―丶 __,レ
|ー '/ //|、l l 「/r公テ〒 リ / / ム` ニ=- 、_ヽ
ゝ__{´厂 、|Aゝ トl〃 ゙='_ノ 丿イノl ハ )||| l || `` ナノハ・タカマチ……よもやこんなところで見えようとは。
Ⅵ | {ィ汚i、! ´ ´ /' 〈 / 丿 / ,!/
`トlゝ _ゝ7 ` r'_/ / 'l′ おとめ座の私としては、センチメンタリズムな
ン | | l /
ゝ _ ^ ノ Ⅵ| l | 運命を感じずにはいられないな。
ヽ _,,.. -;;ッ'゙ 川 | 、ヽ
`、`¨二 ___jム_l≧z 調子はどうかね、お嬢さん?
丶 ┌f‘” ̄  ̄`ヽ
', _| | |
┌r―……ゝ- < | | |
|| ∧ | | |
|| _」_| | |
|| /ノ | | /`"ー- ,,,__
【ブライドルランク11 グラハム・エーカー スポンサー:IGIO】
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すらりと伸びた四肢に軍服風のジャケットとスラックスを着こんだ姿は
様になっており、癖のある金髪の下にはきりっとした精悍な顔つきがあった。
お世辞でもなくとも、なかなかの男前と言える。
ただ、言動が、変だ。
隣のなのはが震えている。
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2455 名前: ◆x0SRSoJXe.[] 投稿日:2020/05/11(月) 21:32:14 ID:LCCyfx5E0
____
/ \
/ \
/ \ ええと……
| \ ,_ |
/ u ∩ノ ⊃―)/ 「敢えて言わせてもらおう、グラハム・エーカーであると」
( \ / _ノ | |
.\ “ /__| | (まだ聞いてないお)
\ /___ /
__、_、__
, ´-‐- 丶 丶\_
, /´、 \ \\ ヽ v ヽ
`.ニ, | lヽ トヽ \\ ヽヽ
/ {|/ レ∠ィ V | | { ,}ヘ
, l/ノイ {./ノ付ッ 、丿 .イ ム、こソ L..ィ
`ァ.l ゝ ゝ. ´  ̄ ノ´rノ ノ l l‐ ´
ゝlゝlツ  ̄ r< ル′ 忘れもしない、あれはまさしく八年前!
ゝ、=ァ ' || {
ヽ`ニ / jヘ } 戦場に舞う美しき白、圧倒的な戦闘力!
', ´ ∠ ¬ー-、____ -――-、
` ¬ / / | / ∧ 君のその機体、マーシフルの存在に
,j_/ ' / / ∧
/ .:\ / , < l | 心奪われた男だ!
,/} /∨ / / / |
ノ / V , ' / /__ 〈 \ ヽ
__.-'´/ / / /-―‐┘ ヽ \ ノ
. /_.>/ /, / | \ {__
// / // / ゝl \ l
l l / l/ / \ ヽ
l | ./ / / | \ ∧
`|| / / | \ ∧
2456 名前: ◆x0SRSoJXe.[] 投稿日:2020/05/11(月) 21:36:06 ID:LCCyfx5E0
_)) / / / / ,.< l | ヽ \ \ /
彳 | | l l |/ \ 、 ゝ l V | 、\ \ /_
| | | l Vrf==ミ.ヽ\` \ l V l } /\/ \
| | | 、 l リ ィ心\ヽ\__, l/ ' /∨ |
| | | トl 、__廴fソ ハ i  ̄ / //=/ / /\
∧ | |ーゝ.\  ̄`` ∠. ィァ≦Zz.ノ ィ / /\ そう! この気持ち……まさしく愛だッ!
∧\\ `\ , ´心ハ} ´iア // / //
__∧ ヽヽ { 弋_fソ_/ // /ヽx/ 抱きしめたいなァ!!
|∧ ∧∧ 〉 ` ー=彡 / / ∨
ヘ || | | ,_ ⌒ ∠ノ , ' / / /
〈∧ヘ.| | | {ニニ_ 、_ / / ./ ' /
V〉 ヽ |_| ゝ ` `ミ _ 、_ / _ ´_ ´ //
=\ \\\ 丶、 `ン` / / / .∠/
_
/:/⌒
.-――-. . 、l::::/-‐:  ̄ ̄`ヽ
/::::::::::::::::::::::::::::::::`ヽ-==ニ ̄`\
ィ::i´::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
//::l::::l:::::::::::::::::::::i:::::::::::::::::::i::::::::::::::::::::::\
/ i/:/::::::i:::::::::::::::::::::{::::::::::::::::::l:::::::::::::::\ヽ:::ヽ
/ /:::i::::::::::」_:⊥斗ハ´:::::::::,イ::}::::::l:l::::::ヽ:ヽ\l
ヘ {ハ!: ,イ|/ |/ ヽ::::/ |/`ヽi::::l:::::::::i::::l }
/:::::l∨ ∨: { ○ ∨ ○ /::::l:/::::::l:::l
{::::::l: ∧ ∧:人。 ゚ ゚c //:::::::ハ::l ……っ。
l::::::ヘi i: :ハ'///////,} / |:::::/ .}/
l:::::::| |\N i ':/ ヽ …………っ。
l:::::| | /´⌒ヽ、 人 i\
ヽ:! i (  ̄`ア イ/` / : :\
| |⌒ヽ――┬―く :! / : : : : \
| |`‐=ニ‐rゝ_7ィ,/゙i\ / : : : \: : : : : :ヽ
i ∧. : イ、.`〈 只l '‐‐r \ヽ/\: : : : : : \ : : : ::l
{  ̄> \l;:;:;:ヘr 〈 ィ/ \: \: : : \: : :|
∨ .\_ \;;;;;l lヘ/ \: \.: : :|: : |
.V / .、,r' ´ン、 \l lヽ |: : :|: : :|: : |
2457 名前: ◆x0SRSoJXe.[] 投稿日:2020/05/11(月) 21:38:49 ID:LCCyfx5E0
 ̄/ ̄/ ̄厂: : /: : / : ハ: : l: : l : : : : 、: ヽ: :ト ニ=-: :ヽ: : : : \ /
. / / /:/: :/l: : :':/、 ヽ: :、: :、: : : : :ヽ: l! レ\: : : : : !: : 、 | 丶/
、___/_/_/ :レ彡ヘ : {=ミ \ ヽi 、:ヽ: : : : }!:Aナ=ミT: : : :|:、: :ヽ|
l | | |: : |ヘ{ ヽ:lウh \\ ヽl : : : ||ナiウh jハ: : : ハ:ヽ- |
l | | |: : l i、 弋ツ トヽン^ソ,|: : : :ハ 弋ツ ィッ ,' : /: :}T |
l | | |: : 丶 ゞ=‐----‐彡/r' - i: :/\二¨¨´ ノィ: :ヽ/ | | しかしだ……我が愛はついに届かなかった!
l ヽ 、 |_: \\ "´ ´ / ヘ /´∧ ト:≧ |
l \ ` 、` 、:`≦__, 丶 ハ `T l ! 入束やる夫ォ! 君のマーシフルは、かつて私が
l ` 、` 、` 、‐ ´ , ハ l ! |
/ / ̄\ `! `! ゙l ,. ノj /___l__l !、/ 心奪われた機体ではない……
./ 〃` x 、 ヽ、 | j | ,. _ , / j l ∧
、 {() 丶ヽ丶  ̄\\ \ 〃‐-- ` 二二i{ イ― /―/ /Ll| あんな無様な粗製の動きでは燃えないのだよ!
ヾ 丶へ l l l { ∨ // / / / |
\ 丶 - ヽ < ヽ ` ゝ _ / //´/ ̄へ .イ /
、 \丶 { } l 「\ 丶、 `¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨´ < // ∧
/  ̄ ̄ \
/ノ ヽ__ \
/(―) (― ) \
|. (_人_) u | ええー……。
\ `⌒ ´ ,/
/ ヽ
. / l ,/ / i
(_) (__ ノ l
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どうやらこの男はリンクスらしい。
興奮しながら変な言葉を羅列させているが、理解に苦しむ。
度し難いというものだ。
知り合いなんですか、と隣のなのはに訊いてみると、
彼女はげんなりしながら頷いた。
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2458 名前: ◆x0SRSoJXe.[] 投稿日:2020/05/11(月) 22:15:15 ID:LCCyfx5E0
-ー==‐-、_、_
. ≠ _ 、 `、ヽ
_ /´ / ‐- 、 ヽ\
f(_/ / | 、 \ ` ミ、
廴/ ' l |、 ヽ 、ヽ \
/ / / j |、\、 | 、 ヽi 、 ヽ
,' ーナ7 / 丿  ̄} ハヽ 丶 ヽ l
| | { {, / ノ',. -‐弋 ヽ V
{、_ノ / ! ハ | /x===ミ、ヽ l }、_≧ソ だが……ナノハ・タカマチ!
` ¬ ヘ┼‐ゝi、 { ー彳〃!勾i `_ノル' ハ|
. | | {`マ丁心ミ≧- j斗”´ ̄ l个 l ト 君の雄姿は我が魂に依然として焼き付いている!
ヽ ト、 、ヽ _)_少' } (r' ノ/
`ー〒个 〈 _// ちょうど昨夜も夢に見たほどに!
. 弋ム ヘ ^ }1 {
` ヘ _,. -―ァ / !l ド、 ――どうだね、思い出を語り明かすということで今晩食事にでも。
\ ‘≪_ _ ´ ′lj |
ヽ、 ¨¨´ / /'i/
'、\ / / {
ヽ ー‐ ´ , ' !
_} ヽ / ゝ
_
/:/⌒
.-――-. . 、l::::/-‐:  ̄ ̄`ヽ
/::::::::::::::::::::::::::::::::`ヽ-==ニ ̄`\
ィ::i´::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
//::l::::l:::::::::::::::::::::i:::::::::::::::::::i::::::::::::::::::::::\
/ i/:/::::::i:::::::::::::::::::::{::::::::::::::::::l:::::::::::::::\ヽ:::ヽ
/ /:::i::::::::::」_:⊥斗ハ´:::::::::,イ::}::::::l:l::::::ヽ:ヽ\l
ヘ {ハ!: ,イ|/ |/ ヽ::::/ |/`ヽi::::l:::::::::i::::l }
/:::::l∨ ∨: { ○ ∨ ○ /::::l:/::::::l:::l 結構ですぅぅ……!
{::::::l: ∧ ∧:人。 ゚ ゚c //:::::::ハ::l
l::::::ヘi i: :ハ'///////,} / |:::::/ .}/
l:::::::| |\N i ':/ ヽ
l:::::| | /´⌒ヽ、 人 i\
ヽ:! i (  ̄`ア イ/` / : :\
| |⌒ヽ――┬―く :! / : : : : \
| |`‐=ニ‐rゝ_7ィ,/゙i\ / : : : \: : : : : :ヽ
i ∧. : イ、.`〈 只l '‐‐r \ヽ/\: : : : : : \ : : : ::l
{  ̄> \l;:;:;:ヘr 〈 ィ/ \: \: : : \: : :|
∨ .\_ \;;;;;l lヘ/ \: \.: : :|: : |
.V / .、,r' ´ン、 \l lヽ |: : :|: : :|: : |
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結局、目的地にたどり着くまで、なのははグラハムとかいう変なリンクスに
延々と口説かれ続けていた。
なのはもこういった手合いは苦手らしく、やんわりといなしてはいたが、
段々と弱ってきていた。
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2459 名前: ◆x0SRSoJXe.[] 投稿日:2020/05/11(月) 22:23:53 ID:LCCyfx5E0
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ニニ_:.:.:.:.:.\ /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|
ニ= 、:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:r.i:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: : |
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!:.:.:./l:.:.:!:.:.:.!:.⊥┼┼ 丁| ヽヽ 二二二} |:.:.:.:.イ }:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.| はあ。
l:.:./ l:.:.:l:.:.:.:ヽ:.:.,イ芋示ヾ、 / 仍 示 》:.:.:/| !:.:.:.:.:.:.:.:.:.: : |
l:./ l:.:.:l:.:.:.:l:.:.ヽ と辷シ ゞ==つ/:.〃 |/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. : | 「なのはさんって、変な人から好かれますね」
l/ l:.:ト:.:.:.lヽl∧\ //:.:.! |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|
′ !:.iヽ:.:l ヽ:∧ ヽ ,イ:.:./ .!:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. | ほんと、そうだね。
ヽ{ ヽ:l l:.:.:.:ト ―‐ ,イ/:.:/ |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|
\マ:.ヽ ヽ l/:.:/ |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|
マ:.:', /{≧ ≦ //:.:/≧ュ 、:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. : |
x≦マ\/ \ / 〃 |:::::::::::::::::::≧ュ:::、:. |
,、r..:::::´:::::::::::::::::::ヾ、 /、/、 / /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
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. /:.:.:.:ァ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.\ /  ̄ ̄ ヽ
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l:/{:.:.:.:.l:.:. i:. l:.:.:┼<:.:.:.:.:.:.:.:.:.}:.:.:.:.i:.:.:.:.:.: /:./:.:.:. : /:.:.:.:.:.:.:.:.:./
|:! :.:.:.: {:.:. {:.:|:.:.:|l--、 ヽ:.:.:.:.:.: i:.:.:.:.}:.:.:.:/:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/
リ ',:.:. |:.:.:マ マ:.:|: ´沁}:.:.|:.:.:.:/:.:.:.:/_/:.: , ':.:.:./:.:.:.:.:.:.:.: : /
マ:.lマ:.:|∧マ::{ )じリ/:.: /:.:.:.:/ }:.:./:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: / ……だめだね、切り替えてかなきゃ。
Ⅳ マ,':, ´N ゞノ〃:.://:.イ /: /:.:.:.:.:.:. /:. : /
/ : \ /:./ /:.:.:/__/:.:/:.:.:.:.:.:.:./:.:.:.:.:/ やっと着いたわけだし。
. {:.:.:/ ゝ┐ /ノ /:.: /, ':.: /:.:.:.:.:.:.:./:.:.:.:.:..
i: / ヽ/ ./:.:./:.:/:.:.:.:.:.:.:./:.:.:.:.:./
|/ ヽ-- /:.:./:.:.:.:.:.:.:./:.:.:.:.:./
|! /:.:./:.:.:.:.:.:.:.:/:.:.:.:.:./、
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, ´:::::::::./:.:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:/:.:.:.:.:./::::::::::::::::::::::::::::≧ュ、
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輸送機が目的地であるブライドル管理下海洋生態系保存資料館、
というところに着いたところで、なのはと一緒に逃げるようにして降りた。
グラハムは追いかけてこそ来なかったものの、
依然として熱視線をなのはに送り続けていた。
本当に、なのはは変な男に好かれる。
ヘリポートに二人で降り立つ。他に降りる乗客はいなかった。
そもそも、ここがどういう場所かも、自分にはよくわかっていなかったが。
周囲を見渡すと、ここは海洋施設であるようで、辺り一面に海の青色が広がっていた。
ネクストのカメラアイ越しに見るのとも、また違った。
波の音が四方八方から聞こえてきて、ふわりと風が独特の匂いを運んできた。
「嗅ぎなれないでしょ。これが海の匂い。
ああ、安心して。この辺り一帯はコジマ汚染もだいぶマシだし、生身でも平気。
じゃ、入ろう? あっちが入口だから」
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2460 名前: ◆x0SRSoJXe.[] 投稿日:2020/05/11(月) 22:39:41 ID:LCCyfx5E0
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|:.:|:.:.:|:.:|:|:.:.:|:.:.:.:|斗ぅ=ミ :|:.:.:.:.:|ァう=ミ: |:.:.:.:|:.:.:.:.: | お、きよったきよった。
|:.:|:.:.:|:.:|:|:.:.:|:.:.:.:{ )いハ 从:.:.:.:.| )いハ Y:.:.: ノ:.:.:.:.: |
|:.:|:.:.:|:.:|ヘ:.人:.:.: 乂;;ツ \:.| 乂;;ツ 从:.Λ:.:. /:.| 「お待たせ、はやてちゃん」
|八:.:.|:人:|:.\\ト'' ''' /:.:.:/ }:.:.:.:.:.|
\ |:.:.:.:.:.八 ' _, /彡/_,ノ:.:.:.:.:.:| せやなぁ、待ったなぁ。
八:.:.:.:.:.个 ` イ:.:.:.:| :.:.:.:. |:.|
/:/:.\/ ̄ < |\__:.:|:. /:.:八| ……やる夫君?
/:/⌒∨ :. :. :. {\>r≦. ノ| : :. :. :. :.\:.:.:|
/:.:./ :.:.:.: ∨:. :. Λニ=‐‐=ニニニニ|:. :. :. :. :. :./:.八 「は、はい」
⌒ア/:.:.:.:.:.:.:.:∨ / ∨二二二./|:. :. :. :. :/:.:.:∨\
/ ̄ ̄/::::::::::::::::::::∨ Vニ>''´ |:: :: :: :: /::::::::::∨__
:: :: :: :: 厂 ̄ ̄\:: /{__/{⌒`}\ Λ::: :: ::/::::::::::::::::⌒\
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⌒7.: .: .: / |.: .:.|.: | : :/ ,.斗ミx\.: |.:.:.:| 斗tミx:.:|.: .: :| : : .: |
.: .: .: / j : : |:八.: :〈 ノ,ハ )八.:.| ノ'ハ 〉|.: .: :| : : .: |i どないしたんや、そないに色気づいてもうて!
|.: .: / /.: .: .: .: .:\乂∨ツ \ ∨'ツ |:.: .: .: .: .: :||
|.: :/ /.: .: .: .: : /∧⌒, , , , |.: .:/.: .: .: 八 おおー、お洒落きめこんできたんやなぁ。
人:( /.: .: .: .: : / :|:∧ _`___ 八/.: .: .: / \
'.: |.: .: .:/|√.:|.:|込 { , , ) 厶イ.: .: .:./\_∧ 女の人と遊び行くから気合い入れてきたん?
|.: :|.: .:./八ニ.|.:|:::| > ., -- ,. イ /.: .: .:/ニ/ ニ|
|.:八.: √ニ \|.:|:::| 〔| /\></\/.イ .: /ニ/ ニニ〕 いやぁ照れてまうわぁ。
j / Vニニニニ|八 |_/ \〈:i:i:i:i:i〉/ ∨.:/:::|/ニニニxミ
| |ニニニ|:::::::\| \. 〉= 〈 / /:イ:::::::::|\ ニニ/ ', なのはちゃん、私たち、一応女性扱いされとる
\|ニニニ| ::::::::: |_ 〕:i:i:i:〔./_/::: |:::::::: |ニ|ニニ{ }
|ニニ/~|/⌒人 /:i:i:i:i:〔 ):::/\ニニハ\ 八 ノ っちうわけやでこれは!
|_//ニニ〈::::::::::\__{:i:i:i:i:i:〔/ /:::::::::〉ニニ.}:::::\ニ7
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 ̄ ̄ ~二ニ==----'⌒\) 、_)
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簡素なエレベーターに乗って一階まで降りると、エントランスホールに出た。
明るく柔らかい黄色の柱や壁には、随所に海の意匠が施されている。
なんだか神秘的な音楽も流れていた。人の入りはほとんどなく、無人と言っていい。
徒歩での往来は考えられておらず、正面玄関にあたるであろう場所は
ただの壁であり、右側は大きな土産物のショップとなっていた。
そしてその奥には無人のチケットブースとゲートがある。
資料館というよりは、娯楽施設に見えた。
物珍しさに視線を巡らしていると、ひょこひょことこちらへ駆け足で
近づいてくる見慣れた姿があった。
はやてだ。
彼女もまた普段通りのジャケット姿で、あどけない笑みを浮かべながら
手を振っていた。どうやらなのはの考えはクーガーの予想とは違ったらしい。
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2461 名前: ◆x0SRSoJXe.[] 投稿日:2020/05/11(月) 22:49:27 ID:LCCyfx5E0
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キャッキャ _´_ _` 、
.キャッキャ /‘=’ニ ‘=’u‘. な、なのはさん、結局、ここってなんなんですかお?
i └‐' ー' u‘.
ヽ !
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自分の服装に興奮するはやてに肩を掴まれて揺すられながら、
苦笑するなのはに訊いてみた。
揺れる視界の中で、なのはは珍しく楽しげに、人差し指を立てた。
「さっきも輸送機のアナウンスで言ってた、ブライドル管理下海洋生態系
保存資料館。この世界が、温暖化やコジマ汚染で壊れる前の海。
現代の私たちからすれば、戦争もちっぽけな規模だった時代の海」
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2462 名前: ◆x0SRSoJXe.[] 投稿日:2020/05/11(月) 22:49:45 ID:LCCyfx5E0
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ヘ:.l:||:.:.:.:.|:./r≠=て7=、 // |:.丁メ-||:.:/:.:.|:.:.:.|:.:.:.:.:..|:.:.:.:.| |
>|:.|:.:.:|:.||ヾら:::::゚::::} / ./∠=z//下:.:/:.:/|:.:.:.:.:/|:.:.:.:.|
| ||ヽ:.|:|ヽ. 辷zzメ_ /./::::o::7ヽ/:.:./:.:/:/:.:.:.:/ |:.:.:.:.! 有体に言えば、水族館ってやつ。
ヽ |:.ヽヽ. 〈⊃::/.〃///:.//:.:.:./ |:.:.:/
|:.:.:.|:.|\ `¨≠//:///:/:.:./ .|:.:/ 海に命があるのが当然だった時代の、
|:.:.:.|:| ´ ./:.:.//:|/:./ /:/
|:.:.;||ヽ ` ー ./:.//|:.:.:/:イ / 過去の海が見られる場所だよ。
rゝ:.:.| \ , イ|:.:.:./:.:!:/|:.:|
,、..イ´ヘ ヽ:.| 、 \ , <´:.:/:.:.:/:.:.:|:!:.:.:.|:.:|
,、r::´´:::::::| ヘ \ \ `フl .|:.:.::/:.:/:.:.:.:.:!:.:.:.:.!:.:!
. ,、r::´´:::::::::::::::::::::| ヘ \-/ |ヽ:.、|:.:.//:.:.:.:.:.:|:.:.:.:.:!:.|
,、r::´´:::::::::::::::::::::::::::::::::::| ヘ / | |ゝ.| ヽ::ヽ:/:.:.:.:.:.:.:.:.:|:.:.:.:.:|:.|
/´:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::| .ヘ / ゝ≠| | ヽ::::::\:.:.:.:.:.:.:.!:.:.:.:.:|:.|
2463 名前: ◆x0SRSoJXe.[] 投稿日:2020/05/11(月) 22:50:03 ID:LCCyfx5E0
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2464 名前: ◆x0SRSoJXe.[] 投稿日:2020/05/11(月) 22:59:43 ID:LCCyfx5E0
. . .-─‐-. ミ
|: : : : : : : : : : `: ..
|: : : : : : : : : : : : /
}Ο : : : ◯: : : :,′
: : : : : : : : : : : :i
{ -===- 、: : :. :.| 今日はここまで。次回は来週の月曜日、5/18午後九時からだ。
〉: : : : : : : : : :ノ
i: :`ニニニ´: : : : ‘, 今日の私は悪いスレ主だったんだ。
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___ /.: : : : : : : : : : :‘,.:.三| 現行スレほったらかして頭の中に沸いた新作のアイデアを
/ :::: ヽ: : : :‐--∧_: : : : : : : : : : :./:|: : : |
.′ :::::::‘: : : : : : }/∧ア´二二ヽ:/ | : : ‘, プロットにして書いてた。気付いたら三時間経ってた。ごめんなさいだ。
. ‘::::::::::::::ノ: : : : : :ハ \{/: : : :/⌒゙ヽ : : :‘
. ゝ-=彡-──<¨¨゚‘; .: : :./:::::::::::::::} : :. :.|
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弋:::::: /
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,´: : : : : : : : :
゙i : : : :○ ○゙i
}: : : : : : : _ _ _| ああ、なんだかね、あれだね。
|: : : :-=´_ _,´
y' : : : : :_: : : : :i モコイさん頑張るからね。またね。
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i : : : 丶: :ヽ{ .茶 }ヽ
r : : : : :ヽ、__)一(_丿
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と_ : : : : : : ノ : :ノ
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【安価】やる夫は誰かのために戦うようです 61