2355 名前: ◆x0SRSoJXe.[] 投稿日:2020/04/23(木) 20:18:20 ID:ZJWwWsoY0
\ (((二二/⌒ヽ二二))) //.:/ _ -ニ¨>'´ ,、 '` _、丶´
\:\ /^Y | | /^Y //.:/ _ -ニ¨>''´ ,、 '`_,, '´
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連れてこられたのは、ブライドル地下の大衆酒場だった。
暖かい色の照明に控えめに照らされた店内にはクラシック調の
カウンターや椅子が並び、ラウンドテーブルが点々と置かれていた。
先頭を鼻歌交じりにゆくクーガー、隣を歩くカズキ、
逃走を諦めとぼとぼついていく自分の三人で店に入った時には、
既に店内は混雑していた。若年から壮年にかけての男女が入り乱れている。
バーカウンターの後ろはすぐ厨房となっており、
料理人たちの喧騒が漏れ聞こえてくる。
それを隠すかのように古めかしいスピーカーからスイングジャズが流れていた。
対応に来たウェイターに三つ指を立てるクーガーが、
後ろの自分に振り返りもせず言った。
「ここはバルっていってな、普通の飲み屋とは少し違う。
朝は喫茶店みたいに仕事前の奴らがコーヒー飲みながらトーストを齧ってる。
昼は普通にランチもやってるし、夕方はディナータイムだ。
夜になればただの酒屋だな。ま、便利な飯屋だと思っておけ」
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2356 名前: ◆x0SRSoJXe.[] 投稿日:2020/04/23(木) 20:20:27 ID:ZJWwWsoY0
! ,//::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ /:::::::/:::ノ
l|〃::::`ヽ、 ::::::::::::::::::::/ /::::::::::く::/⌒
l|∠_::::::::\:::,,. -‐''"´ ̄ ̄``ー-、:::::>-、
,. ‐''"´ ̄___ ̄>''´ ,. -‐< ̄:{rヽ::::::::ア
,. ‐'´,. -‐'''"´ヽ`ヽ、 / r、 /,. -‐‐ ヽ:::lゝl|::::,.ヘ
-‐''´ \/ | ヽ、// _ィッ7 l:::l_ノ/ l
| _」 ノ ィ ー- ' |:/ l 坊主、俺はこう思うんだよ。距離を縮めるなら飯だと。
lr‐、‐''二ニrテ / |r‐‐-
l lヽ ` ー'´ l 、 / l 面合わせて何時間も差し障りのない会話なんてしてみろ
| l \ 、_ r‐ _ノノ/ /
| | /ヽ. 、_,-‐'´'´〈 / お疲れ様ですいいお天気ですね調子はどうですか
,.‐-、_ ,.--、ノ | __/ __\ ヽ‐==''\ /
〈 、 \`ヽ `| l'´// ノ `ヽ、 ヽ / そんなもんで相手のことなんて知れるか? いや知れない
ヽ ヽしj l ノ ヽ‐' / l`ー-‐'´ \
| lr‐lヲ´ /ヽ、 、l:::::::::::::::::::::〉 / 知れたとしてもそれはその程度のことというものだろう。
j `‐' /::::::::::::`ー┬-、 ヽ::::::::::::::;/ /::::::
/ ノ /::::::::::::::::::::/ \l:::::::// l::::::::::
/ /::::::::::::::::::::::::/o l::/ / l:::::::::
ィ, -──- 、__
.イ::.、::.::.:.__::.::.::.::.::.::`ー=ァ
, .:::´.::_二」'"´_,ィ/ ̄ ̄`ー─イ
∠ '"´ f=く、ー' rッ ァヾ ̄ ̄ ̄`::フ
/ |広ノ  ̄ 7::.:::r 、::.::.(
l ヽ 、/:.::.イニl}::(⌒ 一つのテーブルで一つの大皿のピッツァでも二人で食ってみろ
ヽ -  ̄  ̄r=イ:::.:彡´
_'.  ̄ ノ彡/ ̄`ヽ、 食い方や態度に色々と出る謙虚さ落ち着き思いやり
/ ヽ_ ´ r / /
\ ハ、l / / { 店員への礼儀に食事の作法なんだかんだと人間出るのさ
-──--、__rヘ ヘ ヽ { ノ L __
/:::::, -──‐ヽ、 \ ヾ─ァ′ / > 、 ついでに腹一杯になれば少しは気が緩んで話も進むもの
/::::/:: :: :: :: :: :: :: :: \ \ `「 r ∠__::::::::::::::
/::::/:: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :>、__,ノ } _. :: ´ :: :: :: `丶、 あとまあ男と女じゃ財布を出す出さない出すにしたって
l::::〈:: :: :: l :: :: :: :: :: :: :: :: :/ / l < :: :: :: :: :: :: :: :: :: ::
\:ヽ:: :: |:: :: :: :: :: :: ::r‐'´ / | `丶、 :: :: :: :: :: :: :: どっちが先か出してもフェイクか難しーところではあるが
\\:ヽ:: :: :: :: :/ / | 丶、:: :: :: :: ::
l::〈:: :\:: ::Y── ァ′ |─────‐‐┤:: :: :: ::/ まあそれはそれ。
ヽ:ヽ:: :: \{○ / _ ´ ̄ ○l:: :: :: ::/::
2357 名前: ◆x0SRSoJXe.[] 投稿日:2020/04/23(木) 20:24:20 ID:ZJWwWsoY0
____
/ \
/ ─ ─ \ ええと……つまり……
/ (●) (●) \
| (__人__) | 普通に話すよりはお腹いっぱいになっていい気持になって話す方がいい、
\ `⌒´ ,/
/ ー‐ \ 合理的なコミュニケーションだ、ってことですかお?
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
「お、筋いいじゃないか、やる夫。
クーガーさんの言ってることなんて、真面目じゃない時は聞き流してるぜ、俺。
そもそも半分聞き取れないんだけど」
三人で案内された最後の一つの空席に人込みを掻き分け辿り着き、
それぞれ椅子に腰を落ち着ける。
男三人が顔を突き合わせて食事をするにはぎりぎりの大きさの机だ。
クロスが敷かれ、隅に食器が入ったバスケットやメニュー立て、
塩やケチャップといった調味料が窮屈そうに置かれている。
けらけらと愉快そうに笑うカズキの隣で、クーガーはお冷を置きに来てくれた
ウェイターにメニューを広げながらゆっくりと注文を告げていた。
「とりあえず腹になんか入れるとしようぜ、俺ぁもう腹が減ってしょうがねえんだ、
坊主なんかたまんねえだろ。肉食えるだろ、肉。まさかベジタリアンだったりするか?」
「い、いえ、平気ですお」
「じゃ、決まりだな。飲み物はま、ジンジャーエールでも。
ああ、後で俺の方にジェットラグを一本」
注文を終えると、クーガーはウェイターに向けて小さく微笑んでみせた。
少し、意外だった。破天荒ぶりに違わぬ荒唐無稽を店でも見せるのかと思ったが、
存外に礼儀正しい。
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
2358 名前: ◆x0SRSoJXe.[] 投稿日:2020/04/23(木) 20:44:42 ID:ZJWwWsoY0
,ィ /uiu、
/ | ____ | |
| | /⌒ ⌒\ ヽ /
| | /( ●) (●) \. | |
ヽ.| / ⌒(__人__)⌒ . \ | |
|.|_| u. |r┬-| . |⌒) おお……豪勢だお。
〈_ィ.\ `ー'´ / /
\ /
i /
| i
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
そうして三杯の炭酸が躍るジンジャーエールと共に運ばれてきた料理はざっと四皿。
今しがた窯で焼いてきたであろう、瑞々しいバジルが乗ったマルゲリータ。
湯気の立つ牛すじの赤ワイン煮込みにソーセージの盛り合わせ。
これでもかとうず高く積まれたバッファローウイング。フライドポテト。
手際よく運ばれてきた皿たちが机を埋め尽くし、視界一杯が料理で占拠される。
さすがに夕飯時にこれだけのご馳走を見せられては、
どんな警戒心も確かに多少は緩む。
「ま、細かい話は抜きにして、まずは食おうぜ。
ああ、まずは乾杯だな。じゃ、俺の華麗かつグッドスピードな勝利と
今回の出会いを祝して」
カズキとクーガーがグラスを持って掲げ、ん、と顎でこちらのグラスを指す。
自分も持て、ということだろうか。言われるがままに冷え切ったグラスを掴んで
掲げると、二人はそれを合わせて軽い音を鳴らした。
それからはもう、滅茶苦茶だ。
行儀が悪くならない程度に食らいついた。正直、我慢の限界だった。
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
2360 名前: ◆x0SRSoJXe.[] 投稿日:2020/04/23(木) 21:02:00 ID:ZJWwWsoY0
| l `ヽミヘ ヽ、 , 〃 / ! | ,/
|、ト、 \ ヽ、 へヽ、 / '"´ / / レ/
l \ ヽ、_ `/ .:ゝ、 ノノ_,,,.、-‐ァ' / /
ヽ ヽ、|  ̄/ .:/、/''"´ / / /
\ヽ、 / / .:::/ 〈'´ イ /
V,イゝー-,/ ::::/ _,,.=ミ、ヽ〃 /´
|fl:| ̄ __/ ::::/ヽ/ l__,.zr=ニ´ ̄ !:lr‐、l
l リ|! 、/ ::/u、〈 `''´ ィ'´ ゚̄ア |ノ|テ/
ヽjl:、 / :/ ̄ , `  ̄´ !::l /、 と・こ・ろ・で。なあやる夫ォ。
| トl /::/ | lリノl l
l lr// 、 / | ソ ,' なおはさん……いい女だよなァ?
_,. -一| /'、 、_ヽ__∠_,,.ィ /_/ l-、
___,,.、‐''"´ l ヽ、 ヽ、二二__フ´ _,,ノ'´ l `ー- 、_ 「なんですかお、いきなり……」
 ̄:::::::::::/ l ト -‐‐- ./ / `ヽー--
:::::::::::::く ', | ヽ /l / ヽ:::::
:::::::::::::::::\ ' l \ / ,' / /::::::
::::::::::::::::::::::>、 \ `ー''´ / / /::::::::
\|:: l ∨}:: :: :: :: :: :: , -─────- 、_:: :: :: /! /:|
ヘ: `∧ \ :: ,. ´ r- 、 ´ \:: / 1'::/
__ゝ:: :: \ > / ゝ、 Y / /
:: :: :: :: :: ::∨ ,′ヘ :: ::.\_」Y: /
>:: :: :: :/ r T  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ `'゙´ ∨:: :: :1 |7: /
:: :: :: r-'-r ´:: \| ∨:: ::.ヘ}/
{⌒!:::| 7ヘ!:: :: ::/_ ,. >=z 、 ∨:: :::1}
_/∨Y 1:: :: ::! t─-- 。z_ ,ノ 、,ム斗,:: :: ::ト 、 ばっかおめぇ、とぼけるなよ!
|ヘ 、l:: :: :::! `ー─‐'` " ノ く_゚_∨:: :| '.
、 | \'∨:: :ヘ、 | l:: ::| '. あの凛々しさ、不器用さ、真っ直ぐさ、一途さ!
ノ ∨´ \ゝ、:::1 | l:: ::|ヘ '.、
ヘ \ | トヘ / 、, ∧: | 1 l \ キリッとしていてどこか物憂げで弱さを隠してそーなあの態度!
! \ '、 ` ト、____ _'´__,ノ ,′| ! j ,′ `丶、
l \ \ 、 1:::/ / ,':1/ / \ あれがいいんだろうが! いやーたまらねえぜ。
,N } \ \ \____lソ ノ メl!, / \` 、
\ \ \  ̄ ̄ ̄ ̄ ,′ / |/ \:::\
\ \ \  ̄ ̄ ,' / /1 \:::\
\ \ \ // ,/ / \:::\
\ | `ー─ '7 / \:::\
2361 名前: ◆x0SRSoJXe.[] 投稿日:2020/04/23(木) 21:06:55 ID:ZJWwWsoY0
....:::::::::/____
く_::::::::::::::::::::::::::::/
<::::::::::::::::::::::::::::::::丶
/:::\:::::\::::::::::::::::::::::\
′}::::::ハ::ト、::{ヽニ::::::::::::::\´
}:/::{x=ミ \^⌒\{::\⌒
´ }:ハ l ハ:{⌒ はー、クーガーさんって呑んでても大して変わんねえよなあ。
込 v フ /',
> イ /::::::::\ なんかキメてんじゃねっていつも思うわ。
r'’ .r‐'::::::/:::::::::\
〉: : 〉::^´:::::::::::::::::::::\ 「速さはキマってるな、間違いなく!」
r'´: :r'^:::::::::::::::::::::::/::::::::ヽ
∨: :|:::::::::::::::::::::/:::::::::::::::::! うん、それは認める。
l:V :|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|
l:::} |:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|
l::::Ⅵ::::::::::::::::::::::', :::::::::::::::::|__
/:::::::::|:::::::::::::::::::::/} :::::::::::::::/',
. r'::::::::::/:::::::::::::::::::::{ ̄ ̄ ̄´ {
____
/ \
/ ― ―
/ ( ー) (ー)'
| (__ノ、_,x ,--、
\. `ー< ヾ zヽ
____/ ー‐\/| |
| | / / __ノ
| | / / |
| | (  ̄ ̄ ̄⌒ヽ. |
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
大半の皿を空にし、追加で頼んだチーズナチョスをだらだらとつまみながら、
二杯目になるジンジャーエールで流し込んでいく。
その間に、クーガーからなのはに対する質問攻めを喰らった。
時計など見てないので経過時間は分からないが、
あれだけの料理を平らげるまで、ずっとこうしていた。少しは慣れたというものだ。
クーガーはあれから追加で三本、ビール瓶を開けたきりアルコールは
頼んでいなかった。ほんの少し顔が赤らんでいるように見えるが、
ほんの少しだ。ああ見えて、控えているのだろうか?
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
2362 名前: ◆x0SRSoJXe.[] 投稿日:2020/04/23(木) 21:15:59 ID:ZJWwWsoY0
____
/ \
/ ─ ─\
/ (●) (●) \ 逆に聞きたいんですけど、クーガーさんはいつ、なのはさんと知り合ったんですかお?
| (__人__) |
./ ∩ノ ⊃ / 「あーーーー忘れもしないぜあの時は。あの時俺は企業に所属せず、コロニーの外で生きていた。
( \ / _ノ | |
.\ “ /__| | そん時に殺されかけたのさァ、そりゃもう何度も何度も! まー生き残ったけどなー」
\ /___ /
|l .//ll // ___ \
|| // || ./|l ./l| / || \  ̄
|| // || //|| //|| .∧ || .ハ
|| .// .|| // .l| .// .||/ V || ヽ ヽ
../| /≦ l|/ || // V |l lヽ}
.| .|/ テ≧ミx、 | .//≧彡テ示l| |l | 「……なのはさんと何度もやり合って、生き延びたんですかお?」
.| ≧ミイ | /彡イ .l| | l
.| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | ./  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | ∧ | さらっとやべえこと言ってるよな。あの黒いネクストすら仕留めた
、\___/ l/ \___/イ /⌒Y |
 ̄ ̄ l  ̄ ̄ .レ)y | .| オルデンブルクの白い魔王が最後まで仕留めそこなった男なんだぜ。
/////////// ノ //////// イム ル、 |
U J j u l|_/ N
u /\ u 人
\ U / \ U / |\
. \ / \ ./ヽ}\ \
. \.  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄// / >. \
,r''゙:::::::::::::::::::::::_r'´__,,.-‐:::/
ノ´゙::::::::::::::.r'‐‐'' !,,ィ'´:::::::::::/
ヽ,.:::;;;; ∠;: r==ヒ、:r- 、::/::r
/;イ_、 .::/´__ |::トヒj:::〈~
|::! `ヽ=ミ‐ rニ゚;.'´ !ヘ_リ^ヽ ___
. !| }~'i 、 .!Y-‐´ イ なぁに言ってんだか、おまえも似たような身の上の癖によ。
!! ヽト- __.ノ_! イ'´/ i
ヽ,~ ̄ ´/ r''´ .! ……俺はまだつーかもっと若い頃、コロニーを追われたのさ。家族とその他諸々、
r'::!__,.イ:::: | .:::: _!
,-、 __,.--‐''_,イ ヽ .! ,.__,// 企業に売り込むだけのものがない一般労働従事者たちと一緒によ。
ノ_,..ゝ'"::::::.∠;-ゝ__ y‐!∠ ,._/___
ヽ,___i''!ヽ/ 〈 V´ /::::: ̄:/
. r''、 | | r''' /// ! \::::::::/:::
. ,ゝ、>〉 ヽ!、. r'"//_ |___,..-ヽヘ::::
!、_!〈 イ r::::::/ / ∥i::: 0|::;;:::::::
ヽ__ノ::::_!,!ヽ !0/ /´:::: !:::::::::::
r!_,.,'´ |:{ !// .i::::::::::::
{ !.::V0 0 .|:::::::::::
. } !.イ r'´:::::::::::::
! { !0 0|:::::::::::::/
{ ヽ|...::::.............;:::: !::::::::::::i
. { ハ:::::::::::::: 0 r'´::::::::::::!
| :::r'.. ::::::: !┘::::::::::::ゝ
\ ;;;;/::::::::::::::::::::::iヽ;;;;;;;;;;;;;ヽ、
2363 名前: ◆x0SRSoJXe.[] 投稿日:2020/04/23(木) 21:20:33 ID:ZJWwWsoY0
`ヽト,
`'ー-、..::::...:':、..、. レ1 ______
^''ー-、 `'ー|`''ー-、;_`ヽ:.. -‐''",. -‐''"`
`'''ー-、,_:::::{ `゙''ーr、 ̄\
i :::::::;;;>′_,.へ. { \ `、
r'⌒'| ::i"´  ̄`''ーヽ、j レ'′ \ `、 その日その日を生きるだけで精いっぱいでよぉ、飯も水も寝床もままならねえ。
| i´ヽ| ::| `、 ゚̄` (ソ .\. `、
ヽヽ^'l. ::|  ̄ `i \ ', 企業が放棄した基地からノーマルやら拾ってきてギャング暮らしよ。
ー-<`フ''ヽ. :| l ヽi
 ̄`''''ヽ、:;| ー-′ l ……で、幸か不幸か、ある日俺たちの集団は不時着した輸送機から
 ̄`7 ,.. ‐''"j\
/、 {: ヽ ネクストを拾った。みんなコックピットに乗ってみて、動かせたのは俺だけだった。
/ `>、 { /
/ /l `''ー‐'/
,.-''"::::::::::::::::::::::::::::::::``'''‐--、
、 _,./ ,.、-‐‐‐‐‐--、 _,,.、-‐‐''"´``'‐-ァ、.__
ヾ:‐-、/!''"/_,、-''" `ヽ、__,.、-‐''''''''''''‐--、`゙'''-;'"
,.-、`ヾ`ヽ<-, _,.、-‐'ニニニ,ヾ'、‐、\:::::::::::.... `ヽ、  ̄`ヾ、
,.-''" ̄ ̄`` ゙, ,.-゙/ / ,,.-‐-ァ` \ヽ、ヽ::::::::::::::..... ``''7
,..-''" _,.、-‐‐r''''''''゙"/, ' ィ'" _O/ ゙):::`ヾ、.,__:::::::::::::.... /
,-/ _,. -‐、'"/!. ,.ァ‐゙、.l ヾ‐'゙ '''" ,ィ゙;:::::::::,'´r-,ヽ,:::::::::::: /
r-、./,..-''ヽ, l/ |/l l/´ ノ ´/::::::::;:゙/ヽ }:::::::: <゙
,/‐'"ヽ |゙l l ヽ,.>-、 | 、 /:::::::::/ r' | |::::::: ,.,゙ヽ, それからはもう、暴れまくりってもんよ。
'"、 |. ゙,! ,,..,/.,ィ'゙ l ヽ _,,..,,_/' イ:::::/ ヽ、',ノ !::::::: / ``ヽ
,.! .l_ r7l j/ ゙ ,r'゙! _,,.-'''"´_,,l/ |/ r-‐'゙l::::: { 反体制勢力がネクストなんて持ったら
l `_,ィ"rッ'゙ ノ`'''゙i / ヽ. -<,.-‐''"´ l j、_r-、:::::〉
`'''''゙`‐'゙/ ' .j \ '゙ ‐ ''' ""´ _,.、'-―――'-'゙、 そりゃもう大変、壊すわ奪うわ派手にやったぜ。
. | ,.-'゙ ヽ ::::::: __,.、-‐'''"´ |
,,.-'゙ _,.r'゙ | l ま、やりすぎて目ぇつけられて、
,.-''T゙´ { |
\.,__,,./ ! ゙ヽ、.,__,,,..ィ''" | 結局俺以外全滅しちまったんだけどな。
`ヽ-‐'''゙ ノ r‐----‐''"'、 |
/ l l ヽ | ,.、-''"
/ _,,,,,,,,,,__,,,>、' 、. ゙l! ,,.-''"´::::::
/ ,r''':''''"::::::::::::::::::;.、-‐''ヽ、゙'-、 /! ,、-''"::::::::::::::
2364 名前: ◆x0SRSoJXe.[] 投稿日:2020/04/23(木) 21:27:15 ID:ZJWwWsoY0
-─z______ .イ _,ノ
イ/::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.: ̄:彳
/::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.:_ イイ
ト、::___::.::.::.:__::.::斗´/::ノ
{∠--:ハ ` < /::∠
/::ィ≧´ ,.ー‐- 、 \-::.:::´::.::.:::.ミ
// }ー` ー=≦ニ、 ヽ、ハ::.::.::.::(⌒Y
/′ {ノ `ー‐' }::\}_::.::.人
/ ヽ、 イノイ、ソ::.::ト、
r、{─- 、 , __ 斗≦(从人
Y ) / `7
|ヾ__.. イ /
___ -} |,.ヘ | ト、
_...:::::´::::::__ヽ || } / `ーァ…- 、
r'´:::::,. ´:: :: :: :: `丶、 ヽ_/ ,. <::::::::::::::::::丶、
/:::::/:: :: :: :: :: :: :: :: :: ::>// , .. :: ´:: :: :: ::`丶、::::::::::::\
|:::::l:: :: :: :: :: :/:: ::, ´ / / / \:: :: :: :: :: :: :: :: ::\:::::::::::::ヽ
ヽ::|:: :: :: :: ::/: ∠ _/ / / \:: :|:: :/:: :: :: :: :/:: :: :: :: :}
}:|:: ::l:: :: ::{::/○ / / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ }:|/:: :: :: :: :/:: :: :: :: :/
/::|:: ::|:: :: /::| / l ○/:: l/:: :: :: :: :/::/ ̄ ヽ/
/::/:: :: 、:: :l:: :|/____」 /:: ::|:: :: :: :: :/::/ /
/::::{:: :: :: :ヽ;:: :|○ {:: :: :j:: :: :: ::/:::::∨ /
|::::::l:: :: :: :: ::ヽ:{ ○l: :: /:: :: :: :/::::::::::∨
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`ー--、 ̄ ヽ:: :: :: :: ::ノ: { ヽ :: :: ::〉:::::::::/
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{、 / ` ー'──--──  ̄ ̄く:: :: :: :/:::::::::::|
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「必死こいて企業相手に喧嘩売り続けてきたけどよ、
結局どうしようもなくて、俺以外いなくなっちまった。
守るモンもなくなっちまったし、だったら企業連で文化的生活を謳歌するのも
悪くない、そう思って今に至るってわけ」
あっけらかんと語ってくれるが、クーガーのそれはかなり凄惨な過去に思えた。
ある日突然口減らしでコロニーから追い出され、過酷なコロニーの外側で
企業連相手に徹底抗戦を貫き、最後には自分以外全滅させられ、
今はこうして企業連のリンクスとして戦場に身を置いている。
切れ長の一重瞼の下にある瞳は酒気を帯びてなお鋭く、揺るぎなかった。
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2365 名前: ◆x0SRSoJXe.[] 投稿日:2020/04/23(木) 21:30:43 ID:ZJWwWsoY0
::::::::,'::::::::::::::::::::::i:::::::::::::::/::::::::/l:::::::::::::::::/ ::::|
: ::::,':::::::::::::::::::::::|::::::::::::/:::::/ |::::::::::::::/:::::::::l
:::::,' : ::::::::::::::::::::|:::::::::/l:/≧ミ、|:::::::::::/ :::::::::::|
::::,' :::::::::::::::::::::/|::::::/ イ ∧y |::::::::/::::::lヽ:::::|
:::::::::::::::::::::::::/ |:::/ ゝ 、ヾ |:::::/\:::| ∧::|
イ:::::::::::::::::::/ |/ |::/ 7.リ
.i:::::::::::::::::/ |/ / ……この際、俺も言っとくか。俺も元はコロニーの外に生きていた。
:|::::::::::::::∧i l
:|:::::::::::/=ゝ / ̄´ つまりは、反体制勢力のリンクスだったわけだ。
:|::::::::/ヽ=-ヘ  ̄ヽ
:|:::::/::/三三ニニ=-ミ、 イ 俺の場合は、俺が留守にしてる間に拠点が他の集団に襲われて、
:|::/::/三三三三三三ミ、 Y⌒ヽ l-‐=ニ三ヽ
:|/イ三三三三三三三l| |‐┘ ', | / ト-ミ それから企業連に拾われたんだけどな。
三三三三三三三三ニ| ト=', ',__/ヤ ト、
三三ニ=-ミ、三三ニニ| |. ゝ', ∨ Y
三三三三三三ニミxニ| |. } ヘ |
/ / _,. ‐''" ..:::::::
/ / ,.-‐''´ .: ....:::::::::::::
,ヘ |!/ ,. -、/ / ..:::::::: ...:::::::::::::::::::::::
| :トK /__l__∠___/`ヽ、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::
_」__,,j.==''"´ ̄_,,. -‐'''"´l! :|/⌒ヽl::::::::::::::::::::::::::::::::::/
|〈 l l _ ィ'´/ | .::|ヒ ヽ l::::::::::::::::::::::::::::::::〈
! \l_レ'´| l:::lr'''7 l .l:..:::lリ7 ゝ/l、::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ、
| .l´ lj_/'イレ′ l!| レ/ ヽ‐' 丿ヽ、::::::::::::::::::::::::ミヘ
| ::l l'´ ル′ 〈 ノlWヽ、:::,. -‐''ヘ そういうわけだ。俺たちゃロクデナシのはぐれ者。
| :::| | ,/ヽ l / ヽ
l :::::! l // / / 元テロリストの下賤なネクスト乗り。
!::::l '、_/-、ノr/ / /
l ::! 〈 / /
. |::| | / /
!:! | //
|l '-‐/ 〈
l! \ \
| >-、 \ ,. -‐''´
,.-‐''"´ ̄``ーァ‐''´ ヽ /_,,. -‐'"´ /
/:::::::::::::::::::::::::::::\ Y´ /::::::
2366 名前: ◆x0SRSoJXe.[] 投稿日:2020/04/23(木) 21:40:03 ID:ZJWwWsoY0
| ヽ ヽ \ヽ、 ヽ ヽ l `ヽ、
l ヽ ヽ \`ヽ、 ヽ l / | V|
ヽ ヽ \ `ヽ、`ヽ、 ノ ノ/´ ノイ j /
ヽ、_ ヽ \ \ ミ´ ̄ ̄``ヽ、 ヽ、 ハ从〃ノ∠
\\、 ミ ヾ ヽ、 `ヽ、 \彡ノ´
〉、ハ\三ミ ミ/ ヽ、 \
/〃 ゝr‐、\ ミ ,.zrニ≡ー--‐' ,z-‐\ヽ
//イYl|しjト、ヽ、l ,.rッ-、 r ィ。‐、 /\ヽ
'´_ノミヘ! l ヽヽヾ. `ー-' l ー ' | ヾ、 だが、俺はそれを恥だと思ったことは一度もねえ。
`ヽ、__ゝ\ーゝ、ヽ l .l \
7/ニ`r‐,`\ ノ , ' 俺は俺の信念に従ったまでだ。徹底的に、最速でな。
/l l'⌒| 、 、 _ ィ/
| \ ! ヽ、 `ヾニニ二ソ/、 結果はこんなになっちまったが、それの何が悪い。
l \_ `ヽ、 / `ヽ、
/ ``ヽ、_ \ ,' ヽ、 なに、やり方が変わっただけさ。俺は俺だ。
_,,..、-‐''´ 〉 \_ _ノ `ヽ、
`ヽ、 / / ̄ヽ、 /ー‐-、
/ ' lヽ /
/:::::::::::::::::::::::::::::≧/::::::::::::::::/:::::::::::::::::/::::::::::::::::::::::/
/::::::::::::::::::::::::::::://:::::::::::::::::::/:::::::::::::::::イ::::::/::::::::::/ハ
/:::::::::::::::::::::::::::::::::|/::::::::::::::x≦/::::::::::/У::イ::::::::/:::::::ハ
イ:::::::::イヽ::::::::::::::::::/::::イ'"´l/ /:::::::/イテ不、/::::::イ::::::::::::::ハ
イ /::::::::::::::/イ::ヽこ /::::/ i /y//::::/::::::::::::∧::ハ
. /≧/:::/l:::::::::イ:::::/ i /:/ ヾ//:/:::::∧::/ Vリ 俺も恥じちゃいないぜ。
/////\|:::/ |:::/ .| ./イ /',::::::/ V ソ
./////////|/≧x|/ / .、 V 後悔は死ぬほどあるけどな、恥だとは思わないし言わせない。
///////////////\ ∧ ___ ,イ
/////////////////\ ∧ ヽ ヾ=-イ 信じたものがあった。守りたいものがあった。
.///////////////////\ _)
==‐‐-、 ///////////////\ / それは企業連の言う平和や繁栄の中に含まれていなかった。
///////>x、///////////Y \__/
////////////>x、/////// /7 ただ、それだけだ。
////////////////\/////./
////////////////////< /ヽ
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
似ている気がした。
過去の形ではなく、本質の話だ。
彼等も自分も、どんな理由であれ社会から爪弾きにされ、
地べたを這いずり回り、明日なんて考えられず、
今日を無事終わらせることだけに追われて生きてきた。
違う点があるとすれば、二人には守るべきものがあった、といったところか。
自分も恥じ入る点はないが、二人に対して、恥ずかしく思うところはあった。
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2367 名前: ◆x0SRSoJXe.[] 投稿日:2020/04/23(木) 21:46:26 ID:ZJWwWsoY0
___
/ \
/ \
/ ノ ヽ、_ \ なんか、二人とも、強いお。
| ( ●) (● ). |
\ l^l^ln__人__) / やる夫は……
/ヽ L⌒ ´
ゝ ノ
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話の途中でカズキがお手洗いに行き、クーガーが瓶の中身をグラスに
注ぐのを見つめながら、一人ごちた。
自分はただ、生きてきただけだ。
それ以上のことなどできなかったし、してこなかった。
二人のように、何かを守ったこともなければ、自分の信念に従って戦ったり、
細やかでも何かを成し遂げたりもしてこなかった。
同じ傷だらけの人生でも、中身はまるっきり違う。
自分には何も残らなかったどころか、最初から何もなかった。
端的に言えば、情けなかった。
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2368 名前: ◆x0SRSoJXe.[] 投稿日:2020/04/23(木) 21:58:30 ID:ZJWwWsoY0
/:::!ヘ 、
/:::::::\\::' 、
!::::::::::::::\\::::`ヽ、
N::::::::::::::::::::\\::::::::ヘ ,
ゝ::::::::::::::,.ィ::::::\7 、:::::::!
7:::::::::::!i l::::/´ ,_\7
⌒ス _,≧N fッ!∧ヽ、
, -──- _ ,./ \ l 、 j ' .::!
/:::::::::::::::::::::::::::! 下、 > '´ |:!
/:::::::::::::::::::::::::::::! / ィ 、_! i|
/::::::::::::::::::, -─ へ、 /∠_」
ノ:::::::::::::::::::/ : : : : : : ノ\∧ ! ……やれやれ、酒が入るとああいう奴が出ていけないねェ。
/:::::::::::::::::/,. -': : : : j ! i ト、
./::::::::::::::::://: : : : : : / 0 / ! 「!:::'.
/::::::::::::::::://: : : : : : : :/-< ハ !: !:::!
r <::::::::::::::://: : : : : : : : :/ 0 `ヽ/ oY: j::::!
! ` 、l/!: : : : : : : : , 0 o /ノ:/
, 1 !: : : : : : : : ! /: r'::ノ
, Ⅵ: : : : : : : f0 ゚ /: : : :!:::!
、 ヘ: : : : : : :ノ o /! : : :.:|:::i
、 ,: : : : : ! o イ: ! : : :.:|:::!
、 '. : : : } oi: :!: : : :.l:::!
' 、 \ : 7\ |: j: : : : l:ソ、
∧ 人: :! ! Vー‐ '´ !
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客たちも酒が回ってきたのか、喧騒も最初の比ではなくなっていた。
陽気な歌声や笑い声、はしゃいでるのか喧嘩しているのか判断に困るような
泥酔と興奮の坩堝と化していた。
すると、クーガーが傾けていたグラスを置き、静かに立ち上がった。
視線の先には、客に腕を掴まれ苦笑いを浮かべているウェイトレスがいる。
紺色のシャツにエプロンを掛けたラフな服装のウェイトレスは若く華奢で、
筋肉量は並みだが背が高いアジア系の男性に絡まれていた。
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2369 名前: ◆x0SRSoJXe.[] 投稿日:2020/04/23(木) 21:58:40 ID:ZJWwWsoY0
,.. -イィ'-――-z._
,.-′ .' . ' `'ー、
rイ '. / / ..:::::::;;::-へ、.ィ
_. -‐'''"´ ̄\j|〃 _,,.. -‐‐ァ'": : : :;; : :`ーイ
-‐ ''''""´ ̄ミ゙゙7 ̄``''"´´ ノ__,.-‐'"::::`゙'''゙ /
V-ー-、 _,._-_ー=、ヽ::::::::::::::::::::::::ムィ
レ'" ̄`: __ ̄`':::ヽ:::::::::::::::::::::::ノ
. } ィ⌒uj: '´u `>::::::::}::::lへ;::::::::/ リーじゃあねえか! 久しぶりだなぁおい!
r|  ̄/ .::.  ̄ ::::|::/ヘ::::l::::::了
l{ ヽ ::::::レj^7:/:::::∠ 娘は二歳なったか!? いやー出生時10000グラムって聞いた時は
l rー---‐―'''^l :::::::i、_,/:::::::r'"`
l. 「 ̄,二二ニ´| ::::::::ト、_;;;;;:く~ 驚いたぜ、妊娠中の嫁に何食わせてたんだ?
r.-ー‐l |::/ _,.l ..;;;:∠-┴`‐┐
|`i:::::::::l. `ニニニ-''´「: |l 「なんだこの酔っ払い!? あっち行け……力つええ!」
|. |::::::::::〉 ー‐ .::|: ||
-‐''フ |::::::::::`iー--‐‐''"|: ‐''^''ー- あはァ、よーく見たらホクロの数がちがーう。人違いだったわ。
____
/ ― \
. / (● ) ヘ\ 「おう、待たせたな」
| (⌒ (● ) |
ヘ  ̄`、__) | お人好しなんですかお?
ヽ |
, へ、 _/ 「ではねえなぁ」
. | ^ヽ
. | 1 |
2370 名前: ◆x0SRSoJXe.[] 投稿日:2020/04/23(木) 22:03:15 ID:ZJWwWsoY0
! ,//::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ /:::::::/:::ノ
l|〃::::`ヽ、 ::::::::::::::::::::/ /::::::::::く::/⌒
l|∠_::::::::\:::,,. -‐''"´ ̄ ̄``ー-、:::::>-、
,. ‐''"´ ̄___ ̄>''´ ,. -‐< ̄:{rヽ::::::::ア
,. ‐'´,. -‐'''"´ヽ`ヽ、 / r、 /,. -‐‐ ヽ:::lゝl|::::,.ヘ
-‐''´ \/ | ヽ、// _ィッ7 l:::l_ノ/ l
| _」 ノ ィ ー- ' |:/ l
lr‐、‐''二ニrテ / |r‐‐- 『気に入らねえ』、ただそれだけだ。
l lヽ ` ー'´ l 、 / l
| l \ 、_ r‐ _ノノ/ / 女が困ってんの黙って見過ごすのも気に入らねえ。
| | /ヽ. 、_,-‐'´'´〈 /
,.‐-、_ ,.--、ノ | __/ __\ ヽ‐==''\ / 目覚めも悪い。だから助けた。極めてシンプルだ。
〈 、 \`ヽ `| l'´// ノ `ヽ、 ヽ /
ヽ ヽしj l ノ ヽ‐' / l`ー-‐'´ \
| lr‐lヲ´ /ヽ、 、l:::::::::::::::::::::〉 /
j `‐' /::::::::::::`ー┬-、 ヽ::::::::::::::;/ /::::::
/ ノ /::::::::::::::::::::/ \l:::::::// l::::::::::
/ /::::::::::::::::::::::::/o l::/ / l:::::::::
,.-''"::::::::::::::::::::::::::::::::``'''‐--、
、 _,./ ,.、-‐‐‐‐‐--、 _,,.、-‐‐''"´``'‐-ァ、.__
ヾ:‐-、/!''"/_,、-''" `ヽ、__,.、-‐''''''''''''‐--、`゙'''-;'"
,.-、`ヾ`ヽ<-, _,.、-‐'ニニニ,ヾ'、‐、\:::::::::::.... `ヽ、  ̄`ヾ、
,.-''" ̄ ̄`` ゙, ,.-゙/ / ,,.-‐-ァ` \ヽ、ヽ::::::::::::::..... ``''7 いいかやる夫、俺はこう思うんだ。
,..-''" _,.、-‐‐r''''''''゙"/, ' ィ'" _O/ ゙):::`ヾ、.,__:::::::::::::.... /
,-/ _,. -‐、'"/!. ,.ァ‐゙、.l ヾ‐'゙ '''" ,ィ゙;:::::::::,'´r-,ヽ,:::::::::::: / 迷うから後悔するんだと!
r-、./,..-''ヽ, l/ |/l l/´ ノ ´/::::::::;:゙/ヽ }:::::::: <゙
,/‐'"ヽ |゙l l ヽ,.>-、 | 、 /:::::::::/ r' | |::::::: ,.,゙ヽ, 迷うってことは事態はほっときゃ悪化する
'"、 |. ゙,! ,,..,/.,ィ'゙ l ヽ _,,..,,_/' イ:::::/ ヽ、',ノ !::::::: / ``ヽ
,.! .l_ r7l j/ ゙ ,r'゙! _,,.-'''"´_,,l/ |/ r-‐'゙l::::: { 迷ったところで時間が過ぎるばかりで
l `_,ィ"rッ'゙ ノ`'''゙i / ヽ. -<,.-‐''"´ l j、_r-、:::::〉
`'''''゙`‐'゙/ ' .j \ '゙ ‐ ''' ""´ _,.、'-―――'-'゙、 なんの解決にもなりゃしねえ
. | ,.-'゙ ヽ ::::::: __,.、-‐'''"´ |
,,.-'゙ _,.r'゙ | l 迷ってできることなんてねえし
,.-''T゙´ { |
\.,__,,./ ! ゙ヽ、.,__,,,..ィ''" | 迷わず即決即納即効即急即時即座即答!
`ヽ-‐'''゙ ノ r‐----‐''"'、 |
/ l l ヽ | ,.、-''" この世に正解があるとするならそれは即ち
/ _,,,,,,,,,,__,,,>、' 、. ゙l! ,,.-''"´::::::
/ ,r''':''''"::::::::::::::::::;.、-‐''ヽ、゙'-、 /! ,、-''":::::::::::::: 迅速な行動これに尽きるのさ!
2371 名前: ◆x0SRSoJXe.[] 投稿日:2020/04/23(木) 22:14:59 ID:ZJWwWsoY0
ト、
____ ヽヽ、
 ̄>::::::`:...ーゝ::\
_,....:'"::::::::::::::::::::::::ヽ::::::\
>―:::::::::::::::::::::::::::::ヽ:::::::〉__
:::::::::::::::::/::::::::::::/:::::/:::
:::___/::::::;::::<::ィ:/:::::::
. ∠ィフ:::ィ'小冫7:::::イ:: ただいまー。お、二人とも仲よさそうだな。
ー┐ ̄ `¨´,.イ::::/:ト、
l ,|i::ハ:! どう、クーガーさん。話は進んだ?
ヽ. ` ‐フl:/ `
:::::::::\\_,. '´
::::::`::::、:/ \
::::::::::::::::::\エヽ/
::::::::::::::::::::::::\  ̄l
:::::::::::::::::::::::/ /
::::::::::::::::::ハ ハ
::::::::/6l/:::::!
;:::\. l /::::;:へヘソ'" |/::::::::::::::::,::
゙、:::::::ヽ、,〉 /:::::/ _,,. \::::::::::::,:'::::
ヾ、::::::::::/./::::::;:'゙ _,,.==ヽ、 l:::::::;r‐、::
\::::::;゙/:::::,:'゙,,_ / ,,.z''"´_,,,,.´ ̄ |::::::|'"ヽl:
'yヾ/::::;/''‐-ヽ、.,__ヽ l、_,,. ‐',.-'''"´ ゚ / !::::l! 〉 /: おうともよ、明日には俺となおはさんが愛のマッハドライブができるよう
l !/:::;/ヽ ̄``・‐`" ヽ. ´`'‐--‐‐'゙ |:::/!/,/:::
. Y::::/l `'‐-‐''" | |/' /゙:::::: セッティングしてくれるって話だ!
,'::::/、゙、 | !‐'゙ヽ:-、
. l:::/ k,ヽ, l l ノ,.、‐ 頼んだぜやる夫、これでもかってくらいなおはさんの前で俺を褒めろ!
|::;' 〈ヽ, ヽ ! | /
|:l. ゙、 \.|'、 ヽ、,__,/ ,,./ _,'.-'" 「嫌ですお」
|! /! ヽ,、 ‐----‐‐''''''''''"´ r''"
!-‐''゙ ', l`ヽ. `''''''''"" | / なぜだァ!? キャラが濃すぎるからか!?
'"´ ゙、 .|. ゙、 /! /
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
なんだか、少しだけ羨ましく思えた。
この男は、とにもかくにも真っ直ぐだ。アルトリアとは違った真っ直ぐさだが、
それは見ていて気持ちが良く、一本筋の通った真っ直ぐさだった。
きっとこの人は、自分の語った信念を曲げることもしなければ、
自分自身の信念を裏切ることもないのだろう。
確かな根拠はないが、そう思った。
自分自身を貫ける。
それがどんなものであろうと、強さであることには変わりない。
クーガーの滅茶苦茶な要求をいなしながら、自分にないものをまじまじと
見せつけられた気がして、それを宴会の楽しげな雰囲気で押し隠そうと
店内に流れるトランペットの軽快な音に耳を傾けた。
なんだか間の抜けたようなお気楽なリズムが店内に響き渡る。
惨めな自分の縮こまった気配を上から圧し潰すように、
音楽と喧騒ばかりが薄暗い空間で弾けていた。
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
2372 名前: ◆x0SRSoJXe.[] 投稿日:2020/04/23(木) 22:15:22 ID:ZJWwWsoY0
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□
・
2373 名前: ◆x0SRSoJXe.[] 投稿日:2020/04/23(木) 22:20:38 ID:ZJWwWsoY0
~IGIO本社~
__、、、、、,,
、ー≧=- -- 、\ヽ
、__,,ィ ― / ,ィi毛ミ、ヽ '、
\ -=ニ ,ィ /^^_ ^^ヽ / 〉
ヘ -=ニ彡''´__ ___ V{
ヘ 彡 ア r―‐ v-v―‐ャ'/
V `''"¨{__} {___}リ
ヽ.」h、 ´ _, ,〉 ,′ うーん、平和だねェ。
', l: :', <´,,,,,,,,,,,>,
', l: :ヽ = ,' 「平和、ですか」
} ≧。:ヽ ,イ
r} ヾ ≧zzzく {、 うんうん、企業間のパワーバランスも極めて良好。
rへ ```''-ミ:∨''´/ハ
,、{\::::::>、 }{ ./::::::}!、 ちょっとIGIOが強いのがなおさら良し。
>''´ ∨:\::::::::::::>く::::::::∧`'<
>''´ .:i∨:::::::::::::::::::::::: ヽ/:::::}i:. `''<
>''´ .:i:i:i:i:i:i:i:i:i:∨::::::::::::::ヽ::::::::∨::l:i:i:i:i:i:. `''<
>''´㍉ .:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:∨\::::::::::',:::::::::!::l:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:. }}`ヽ
// ハ:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:iヽ::::\:::::::::::::::::/:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:}}\
: : : : : : : : i: : : : : :¦: : : : : i: : |: : : : : :,小: : : : : i: : : : : : : : : |:
: : : : : : : : |: : : : : :|: : : : : }: : }: : : : :/: ト: ヽ、: : |: : : : : : : : : ト、
: : : : : : : : |: : : : : :|: : : : ,' : /| : : : /: : |:iヽ: :ヽ !: : : : : : : :i:|
トi: :i: : : : : |ヽ : : : : | : : : /: :/ !: : :/l: : :从: :\: :\ : : : : : |:|
l |:|: : : :| l: : : : :| : : /|: 厶斗: /^1 :,イ: : ヽ : \: :`ー=≠≠ミ、
l |:|: : : :| |: : : :/!: :/`}/ _|:/_|:/|: : /:`: : :`:ーァ‐:rく: :「`
l |:|: : : : :}斗: : 厶孑=≠fi勹r1¬ル' ,: : /: : : : : : :/ : / }: :} 件の、オルデンブルクグループの勢いを削ぐための計画……
N: :|: : : : :/^7: :イ{ ,{{ ::::: }}` ̄}} / /: :/: : : : : : ,:': : / /: /
7: :!: : : / /: / ゝく `¨¨´ _ノ′,/ /: :/ : : : : /|: : / // 傘下である桜花重工の糾弾については?
i: : j: : :/ // ` ̄ ̄ ̄ 三三彡' /. :/. : : :/ j/ /´
|: / : / /´ /./. : ィ1}r┐/
|イ: :/ /ィ : : / ////iノ′
// 厶ィ ///辷}
´ / /// /
/ /// /
2374 名前: ◆x0SRSoJXe.[] 投稿日:2020/04/23(木) 22:24:20 ID:ZJWwWsoY0
ヽ''<__,,、、、、、、、、
> -―――=ミヽヽ、、 . ノ}!
/ ,、丶`  ̄ ̄ ̄`丶ヽ ヽ∨ }!
. / >''´  ̄ ̄ ̄ ̄`ヽヽ イノ 八
/. / >''´ ̄ ̄≧=- 、^ヽ ./ /
/イ / ,、丶` ≧⌒ ,,、 -‐{ .ハ
\`''ー―‐''"´ ,、丶` ` ' /⌒.{/ ァ} _
\ヽ ― ''"´ 彡"=彡 ,、イ⌒ {l ,ィf汽! ひとまず、今はいいんじゃないかな?
\≧=- ァ''气-≦ __,ィ''莎¨¨}}^Vノ
ヽミ {〈 <〉ヽミ¨¨¨㍉ ー'ノ ア \ 確かにランク4の活躍は目覚ましい。
,ハ ヽヽ.( ゝ `ヾ\ `¨¨´ _ .,ィ_
/⌒ヽヾ \_ 、 ,,ィノ"´」 / `Y ナノハ・タカマチの後釜としてオルデンブルクが用意しただけある。
/ /⌒气 ミ ^ヽ、 ヽ≦-‐''''"^V /⌒ヽ
_,イ / / /⌒>‐、 V::≧s。,_ ___}-イ_ノ^,イ だが、それも制御可能な範囲内だ。
''"\ ./ / ,イ /ヽ:::::ァ´/ ア'´ /
,ィへ. / / / ∨ ヘ i{ /
__| ̄ ̄ |___/ / ./ヽノハ ヽ - {x
|___|/∧/ ./ / 」 V}h、
__|/////∧/ //∧/ {⌒l⌒l⌒'、 \
|///////////∧////,{ { l ` ヽ
/{ _
_ -''''" ̄ ̄ヽV/ ハ
ミ≧=‐'''"´ ,、丶`  ̄ ̄ _/ア . /
_,、丶` >''"´'´ _ ‐'''"´ /ア ァく
 ̄>''´ ィ''"" / / ア / ヽ
/ // / 〃 ./ / ''"´__~ 丶
'". / / / 〃. / / ,ィ'¨¨`_〔,、
_. / / / /,イ ,' / / / \ ヾ^'< _ 世はなべてこともなし。このまま続いていけばいいんだがね。
彡''" ‐''´ / / /イ.l ,'/ / ,,ァ,イリ\ノ 〉
―=二二>''"´ . : /ィ | | ./ '''"¨¨´ / ァイ 現状維持と自信をもって判断できる状況というのは、
_ /. :__: :,/: :lム. |'" ./ ,,ノヽ、
≧=- -‐'' / .| \/´.',|\ - / _.ィ 大抵は良い状況だ。
. -=彡|〈⌒ `ミh、 ヽ、', ` /,,、≦´ Y
"''ー=、,, , イ: :ヘ ャー} ヾ. ',} _. /'´〈. ', さて、本題に移ろうか。今度ウチの開発部で――
/ . : : : : : \`''―‐ 、,、__/ニニヘ ` '、
./―===ミ : : : : ///7≧/ニ>'´ニニハ斗、 Y
⌒''''=‐、、: : //: :/ニ/ニニニニニニヘ. ,ィ
''´⌒ヽ: /=/ニニニニニニニニム¨¨´
2375 名前: ◆x0SRSoJXe.[] 投稿日:2020/04/23(木) 22:24:43 ID:ZJWwWsoY0
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2376 名前: ◆x0SRSoJXe.[] 投稿日:2020/04/23(木) 22:29:55 ID:ZJWwWsoY0
、 - ‐‐ -,
,´: : : : : : : : :
゙i : : : :○ ○゙i
}: : : : : : : _ _ _|
|: : : :-=´_ _,´ 今回はここまでだ。次回は来週の月曜日、4/27の午後九時からとしよう。
y' : : : : :_: : : : :i
/ : : : : : : :┌─┐ 急に間が開いたなって? 職場から復帰命令が来たからさ。
i : : : 丶: :ヽ{ .茶 }ヽ
r : : : : :ヽ、__)一(_丿 弊社のマニュアルでは熱が下がればその時点で出勤OKなんだと。
ヽ、___ : : : :ヽ : :ヽ
と_ : : : : : : ノ : :ノ 頭イカれてるよね。私も人から離れてマスクしながら働くよ。シーユーアゲイン。
 ̄ ̄ ̄  ̄
【安価】やる夫は誰かのために戦うようです 59