1388 名前: ◆x0SRSoJXe.[] 投稿日:2019/09/04(水) 23:07:21 ID:pCrTYZ960
>ニ´ ̄r芯^Y≧ュ_
//ニニニニニニニ/⌒´ ̄\_
/ /ニニニニニ/ノ / } ヽ}
/ 人ニニニ/ノ´ / .| }\
. / / ./ ゝイ / |i ヽ
/ / / / .|「 / / 八 }
|. 〈_/ / }j | _/ / ∨|
| ∨_ イ.しイノ { ///}\ / | }
| { | ̄´/{芹云ミ / /ヽ } |
| | | | .ヒツ 厶イ}/イ / |
| | | | 芹ミ } / /
} i トノ ヒリУ / …………。
. / / | |{ _ ノ ̄{ i
/ / /| || \ イ / |
./ / / .| ||_∧`二≦ } | |
/ /_イ │_ ||<⌒ヽ ヽ | ト、│
{<´ ̄\ 」、ヽヘ ト、_ノ } | | }′
/ ∧`YY } `Y .| | | 人
. / ∧ { }⌒7⌒}′ j. \
{. / ∧ ヽ 、 ` ̄ ̄`>─ 、_}__
|/ \ ∨ }、二二) [iiiiiii]}
| /⌒ヽ | }r'=テヽ 二ニ}
| /⌒7⌒ヽ` ̄{二二>─イ {
\ /⌒7⌒7^Y 人_ \^Y
\イ⌒}´ ̄/{ ⌒7⌒7⌒ヽ (_ } )、
/ }i | /\ ⌒7⌒ソ (_  ̄\_ノ( }
. / /| }. / \ 厶イ⌒7^人`>イ⌒7ヾ「
ゝ _イ .| ノ ./ \/⌒7⌒7^Y {_/⌒7
| | `ヽ } 人 ノ |_)⌒7
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メディカルチェックを受けた後、何を言うでもなく二人で自室の方向へと向かった。
二人とも基地内の同じ区画に自室があるため、流れとしては自然だった。
ただ、言葉にするまでもなく、とにかく今は一緒にいたかった。
黙って足並みを揃えてくれるアリスも同じだったのだろう。
二人で各施設を繋ぐ連絡通路を歩いていると、多くの人の視線を浴びた。
技術者らしく白衣を着こんだ壮年の男性、医療関係者らしき制服の女性、
作業服に身を包んだ若い整備スタッフの青年。
それらの素性を問わず、誰もが通りすがる際にやる夫たちに一瞥した。
好奇はあったかもしれないが、悪意に類するものは感じなかった。
アリスの日頃の行いもあるのだろう。
やる夫と肩を並べて歩く彼女を、多くの人がどこか暖かい目で見ていた。
オルデンブルクの女王が男性リンクスと連れ添っている。
その事実は、どうやら彼らにとって疎むべきものではないようだった。
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1389 名前: ◆x0SRSoJXe.[] 投稿日:2019/09/04(水) 23:12:18 ID:pCrTYZ960
仄いrく艾艾艾艾癶、
r巛Uj〉j〉j〉::::::::::::::::::::辷う、 、
. nrnrnrnrnrnrn:::::::::::::::::::辷う、 \
/乂乂乂乂乂乂乂nrn:::::::::::::::辷う、 ヽ
/ ̄ 乂乂nrn::::::::::辷う、
\ 乂乂n::::::::::rう)、
/ :.\ \ 乂n:::::::::rう) ′
i : : ::::::. ヽ :.\ 乂辷辷く ′
::|:. ¦ :...:|....: i :::| _}L.:. 艾艾艾\
::|:: |:::::l|:.. . .::::::|:: 斗r七' |l ¦ Y⌒Y^ \ |
::|:: |:: 八:::::::::::::|l::l::| 〕斗ぅ弌7. |l |: V⌒ト、 \\ |
: |:八:. 、:::: ヽ :::::::八乂{ア乂`ーク |l ハ:. | |l \ \\
: |::::: \\⌒\/ ''¨゛´ 八Λ|:: | |:) 八. \ |
八::::::::::|\ 托笊! ./ .:/ ..:|:: ハ! ,.:代_____\__
:. \ : |\\`ー1 //〉..:/|. / 「 ::|l |. ) )
\ 丿:::::ヽヽ込、 // ′/ :|l | (
\ 乂__込、 _ ー ./ / |l ト、
. ( |:l \ \ ./ /:/... 八|: |:::\
\|:l:: |:ハ ヽ イ..::/ /:/ /|:: |: |:::::::::\
|:l:: |:: |: |: 个ヲ 厂 ハ/ 厶仏:::/^|:: | . ├――=ミ
|:l:: |:: |: |: | ノ/: 厂\彡く/|..../: : |:: |: |
|:l:: |:: |: |: |}/ 厂 ̄ ,ィ__八/: : : |:: |: |
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
部屋の前に着くと、やはりアリスも立ち止まった。
確認するまでもなく、カードキーでドアを開けて中へと踏み入ってくる。
当然のように、アリスもぴったりと後ろからついてきた。
「なによ、あまり動かしてないじゃない」
部屋の中を見たアリスが発した第一声はぶっきらぼうなものだった。
立ち止まり、眉を顰めて部屋の中をぐるりと見回してから、
おずおずとやる夫の方に視線を向けてきた。
深紅の瞳は不安げに揺らいでいる。
「いや、気に入らなかったとかじゃないんだお。
急に色んなものがある部屋に来て、どうすればいいのか分からなくて」
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1390 名前: ◆x0SRSoJXe.[] 投稿日:2019/09/04(水) 23:22:00 ID:pCrTYZ960
/  ̄ ̄ \
/ノ ヽ__ \
/(―) (― ) \ 「……一つ聞くけれど。もしかして任務までの間、水飲んで寝ることしかしてなかったの?」
|. (_人_) u |
\ `⌒ ´ ,/ まあ、そうなるお。
/ ヽ
. / l ,/ / i
(_) (__ ノ l
/ / ___ ,ノ
!、___!、_____つ
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
事実、部屋の中の家具はアリスに案内された時からほとんど動いていない。
水を飲むときに使ったステンレスのカップがテーブルに置かれ、
ベッドに多少の皺ができている程度だった。
やる夫の生活の痕跡は、その二つだけだった。
後の家具は空虚な飾りのようで、部屋の中で大した動きもなかったせいか
埃の膜すら被ってはいなかった。
「コーヒーメーカーだって、説明書もあるじゃないの」
「水でいいかなって。喉が渇いただけだったし」
「調べものとか、気になるものとかなかったの? 音楽を聴いたり、
データベース上の映画とかコミックとか」
「そういうのも、あまり」
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
1391 名前: ◆x0SRSoJXe.[] 投稿日:2019/09/04(水) 23:28:28 ID:pCrTYZ960
八: i! i! |::|: i! ヽ. ! i! |i ヾ ヾ! !: ¦:::: ¦/ L:】 Ⅴ
/ ::::: i! i! ::|::i i! ! \:| i! |i! i! i! | | _j!_ /! ¦
ノi !i!: :i! i!:: |::i i! ! : \ |i! i! i! | イ: |: /|:| | i|
レ′ !i!: :i! i! |::i!:¦ | i!: | ヽ |_ ィ: i!∨ハ |!: / 八 : i|
| : i! i! |::i!: ハ∧ i!: |::::. i!¦ 斧テrてヾⅥ:/:/ | i|
| : i! i! 丁i!T升十=‐' i ヽ: ハノ リ 弋: ク ¦ ′ /! i| ……予想以上だったわ。
| i i! i! | |ィ浅杤てゞ )′ `¨´ i/i! /¦ i|
i!i! i! | | 弋::ク /i/i / 1|: | .′/
i!:! i! 从 `¨´ . u. /! !/ /从 ¦/:彡ィ////三三≧=-
. \ ヾ 、 ! 从 i! ヽ _ .ィ:i!/ //―) _ノ彡'::彡彡彡彡<⌒
ヾヽ __ \ヾi!:/ ヽ | i ヘ ´ //::/ //:::!:::::::::::::::::く三三三≦彡彡三 ミ_ゞ
-=≡≧ミ⌒ヾ≧ミミミ八 ヽ | {:::::::> .イ:::::《/ イ ノ:::::::::::::::::::::\三三三≦彡'⌒
_―…≧三三三三ミミミヾ |:从::::/ 《 う::: ̄:::::::示::::::::::::: /:| :イ::::::::::::::::::::::::::::::\三三三≦ゞ
-―=≡≧三三三三三三三三ヽ. /ゝ:::X 《 う:::::::::::: 卞:)::::::/ 》 ト、:::::::::::::::::::::::::::::::::\三三三≦ゞ
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こればかりはどうしようもない。
今まで生きるためにその日の食糧と寝床と少しの金を探し求めて彷徨う毎日だった。
その必要が急になくなって、何も用事がないともなれば、何もすることはなくなる。
必要がなかった。
やる夫は用事も任務もなくなった時、辛うじて生活と呼べる程度の生活をしていた。
ダージリンから本を貸された時は読書に挑戦したこともあったが、それくらいだ。
やる夫には、自分の時間の使い方が分からなかった。
突然与えられた自由に困惑して、ほとんど何もせずに過ごしてきた。
アリスが何か小声で呟いたかと思うと、長く深い溜め息を吐いた。
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1392 名前: ◆x0SRSoJXe.[] 投稿日:2019/09/04(水) 23:44:56 ID:pCrTYZ960
. ____
/ \ だって……今までそういうこと、なかったから。
/ \
. / /) ノ´ \_ \ 興味も余裕もなかったし。何をすればいいか分からなくて。
| / ,イ (ー) (ー) u|
l / 二) (__人__) / 「荷物、まとめなさい」
. | 二ノ ` ⌒´ \
/\ ヽ ヽ え。
__
,, _ ´;;;;;;;;;;;;:::::`::`マ,
/、ル'ヽ'´ヽ'´レ、;::::::::マヽ
./` レ、:::::::iフ i
| ム;::::|ゝ |
.| く|:::ム i | 服とか最低限の荷物をまとめなさいってことよ。
|: : :. .:: : :. .: :. :..,,,;;';;'、| /|ノ
.| :.i:. .:: ::. .: |::.. . .:ヽ/|::i;ヽ' とりあえず私の部屋に運び込みなさい。手伝うから。
| |:..: | .|_;i| ノ
.| | | .ム|' 「いや、なんで……それに、そんなスペース、アリスの部屋には」
.| | | .|::ヽ
| | | |::/ あれから少し片づけたわよ。
./i | |i |':`ヽ
/ | .| i |::| |::::::::..) 「寝るだけなら、これで十分すぎるくらいだお?」
. i | .| |:| |:;;| |:、ノt_)
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
上手く弁解しようと言葉の棚を探っていると、アリスが予想だにしない一言を発した。
そうは言っても、なぜアリスの部屋に荷物を移す必要があるのだろうか。
荷物を置く場所としてはここで十分なはずだ。
ユニットバス式の浴室もある。寝床としてはこれ以上ない。
そう言おうとすると、アリスが急に肩をわなわな震わせながら髪を振り乱した。
こちらをきっと睨んでいるが、頬は微かに紅潮して声も軽くどもっていた。
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1393 名前: ◆x0SRSoJXe.[] 投稿日:2019/09/04(水) 23:45:14 ID:pCrTYZ960
_ ィ;r=;ヽ、_
, -( rf ゞソメラ )- 、
/ レ弋壬シて 、
/ .,,,…''"~ ~゛''… 、 、
//~ / \ , __
___,/ / /i | | i | 、\ X i//}
〈 ̄ニ/ .i / / .| | | l ト、 ヾ ヽr==c〈< i
_又_,' / |`ト\ l ト| l | | ヽ ,| ゞ//ヾ\|
〈ト、 i .l i 卞"フ〒k,レヽ! |__,}.∠| }/人_ノハ \_
ゝニノ.ハ \ゞ上;ム 十≦テ==x行 |∨/\/
// /,'./ .i \ > ̄ ̄ 匕;_)_ノ ゞ|_| | トニニi いいから、私の部屋に来なさいって言ってるのよ!
{{ ノ/ .! ヽ ' ー=ラ , |\\_
// ハ \>" , ´ `ヽ " ,_ノ /i | l\/、 ベッドも一応ダブルのものに替えておいたし、
// / ,ヘ ゝ- l l / // 八 | 、
. // / : l ヘ ' / /一< ソ 、 二人で過ごせるように準備だってしたわよ!
// / ; i ._} l> / / `ノ ヽ
/ / / ,' // ト 「>ー<7 ./. \ \ このニブチン!
レ' / .〆 ./ // く<ハ//| / ヽ l \
/ //_, ノ // イ_,_,//| ト' ./| | \l_ ー-
. / i // {{__ノ_ ヽ/ .|_|∨ ,| .トi、 ヽ
/ l l l. / ̄ く_rー、_rー、 r' | ト-ヽ 一、/)イ
. / ! | l\_,//| / ! ヽノ `´ l l | / (/)
i ', ! // ,' ' i , / i l l l | ,'-一 `<==
l X ヽ{ ; ' ソ ノ ,イ ヽト--< \
. l / ヽ y 、  ̄ 、 ノ 大
l l \.ト、 ヽ、 ! 、 / , / /ハ\
ヽ l / ゝ、 :. __、 ヽ 、 . /./ l/, |l \
\! ./ ヽ ̄/八ヽ≠=≧、/./ |/ l .|| | \
____
/ \ て
/ ⌒ ⌒\ そ
/ ( ●) ( ●)ヽ
l u. ⌒(__人__)⌒ | にぶっ……?
\ ` ⌒´ /
/ ヽ
1394 名前: ◆x0SRSoJXe.[] 投稿日:2019/09/04(水) 23:58:38 ID:pCrTYZ960
ゞ-ゞニノノヌ 、
, < ゞ::::::::::::::::ヌ 丶、
/ ゞ:::::::::::::ヌ 丶
, ' / ゞ:::::::::ヌ ' ,
/ ,' / // / 〉-、::/ニュ ',
{ i i / / / / |:ト、V/ |:| i
'、、, / メ≧z、//|:l 只、 j:l |
丶}//ィ{ノチア //>'ニ∧ニ;′ i
ノ ゛¨´ // ノ i:||:i i i ……ふう。一人にしたら、あなたってこうなのね。
∧ ,, // イ' .|:||:| | i i
/ ,、 //' ,′/ |:||:| i i i この際なんでもいいわ。
/ /,∧ </ / |」|」 | i i i
i / / ,个 ー ュ _/ /,ィーー 、 | i i | 何もしたくないならしたくないで、せめて私に付き合いなさい。
i/ / / ノ 仁ミ,√/ //.:::::::::::..丶| | i |
,,,, ..' / / ノl:l´只.,' '/.::::::::::::::::::..\ i i | あなたに必要なのは興味でも余裕でもなく機会よ。
ミ)))i {/ 〉ニヘ{ ノ.::::::::::::::::::::::::::..\ i |
__ 、// ', r,{ //7|:i ; :::::::::::::::::::::::::::::::::..丶 | 何もしなかったら、何もないままだわ。
/ヽヽ_V 7 丶i⌒`|:」-'|::', i ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::..丶
,'ノλ{┘// /{ 薔 7 ソi :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: } けれど、あなたは一人だと何もいらないのでしょう?
} '-´ノ { :::::丶 丶 i / ゞ ::::::::::::::/::::::::丶::::ノ
| | | {;;i´√マ {ム i! i! ̄
| | | | | ムマ/i! {{ }ハ i! i!
| | | l .| | |! | |;;ム | マ |;ハ ヾ
| i! | i | }}ハ| 斗´i!i! .|ヽ;;i .| iム. マハ \
| i! i ∨ .i! i!/ 斗´从__リi.| ノ;;| /| .iム ヽi \
. i i! i ∨ i! /ー ´ _x≦笊 |i;;;;;|/ .iヾ iム \
i i! i!从从 ∨ i! / 彡弌:::::ソ´ i マ;;| | i! i_ム\ \
. i i! -‐―‐ヾ. \ヾ / ´¨ ̄ } マ} i!∨ヾ ヽ} \ \ なら、私の隣にいなさい。
i ム i! ,xz笊仆、ヽ/ /从{| | /、 ヽ, xzzzzx
i .ム ヘ ⌒弋_ソ // / | レx≦////////// この部屋はあなたの心と同じよ。
. } iム∨ ヾ、 ノ / .|∧/////////////
. | |マ、.∨ ム \ ヽ __ / |/////////////// 空っぽのまま起きて眠ってを繰り返すくらいなら、
. | ! .マ. ヽ .! ヽ ‐ ´ / ////////////////
. | .| ヾ、 \ } `>x /////////////////// 押し付けでもいいから何かに触れた方がずっとマシだわ。
. レ′ //// 从≧x___ へ `≧- __ //////////////////
//////////////// \_ // ̄////////////////////
1395 名前: ◆x0SRSoJXe.[] 投稿日:2019/09/05(木) 00:11:47 ID:ZNFGkSFg0
/ マ::::::::::::::::|
/ \:::::::::::|
′ '. \ >‐イ
/ / | :| ヽ. // 小
. / ′ ′ | :| | | ',ヾニィf:ハ
′ ! | | | :| | | l | .//¨|:|
| | l .! | :| | |_ | |// |:|
| l .| ト、 }´| | ̄| | /イ .レ
' { .! Τヽ ' /} ム斗匕く! | |
‘, '. { l|≧x /〃イ 弋zツ l} ′ l 分かったらさっさとする。
ヽ ‘. V 弋ア\/  ̄ / / |
\ ヽ ヘ `¨ , / イ .:| ノーとは言わせないわよ?
. ` l\ ヽ /// |
| . :>-> ー = ´ " /| :l
| . l: l|/ /:> _<不 /
| . l: l| /:::::::::::::::::::` ̄|}〉ゞ彳 / /
| . l: l| {:::::::::::::::::::::::::::::|}〉 | /
| . l: l| |::::::::::::::::::::::::::::|}〉 |!./ /
| . l: l| ∨::::::::::::::::::::::::|}〉 {/| / /
. 八 ' ‘, ヽ::::::::::::::::::::::|}〉 | ./ ..:
ヽ ∧ \:::::::::::::::::|}〉 V,/ 〃
\∧ \:::::::::::ヾア~‐v} {{
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落ち着きを取り戻したかと思うと、アリスは問答無用でクローゼットを指差した。
どうあってもやる夫をこの部屋から引きずり出すつもりらしい。
苦笑しつつ、素直に鞄を取りに行く。
やり方こそ少し乱暴かもしれないが、やる夫は嬉しかった。
自然と頬が緩み、憂鬱さという重石が消えてなくなったかのように体が軽くなる。
形はどうあれ、彼女の一生懸命さが伝わってきて、嬉しかったのだ。
感情を露わにして「一緒にいなさい」と言ってくれたアリスのそれが、
やる夫には得難いもののように思えてならなかった。
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1396 名前: ◆x0SRSoJXe.[] 投稿日:2019/09/05(木) 00:12:01 ID:ZNFGkSFg0
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1397 名前: ◆x0SRSoJXe.[] 投稿日:2019/09/05(木) 00:28:52 ID:ZNFGkSFg0
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: :|:::::::::::::::::::::::::.::.::.::.::.::: : : : : : _,,-‐__二二二二二二二二二二二...._─-
 ̄丁丁 ̄丁~¨ ''ハ::::::::::::::|:::::::::::.:.:.:.:.:.:.: : : : : : : : _、‐'',、<⌒_⊥⊥ --‐┴─┴─‐-‐┴┴-⊥ -
. . .|. . |. . . ..|. . . . .|. ヽ::::. : |.:.:.:.:.:.:.:.:: : : : : : : : : / j/j >''~::::::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.⌒
_」--L__」__」─|.:.:.:.:.|.:.:.:.:.:.:: : : : : : : : :/j/jレ'7´../|:::::::::::.:.:.:.:.:.:.:.:.:::::_:::::::::::::::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
. | | .|.. .|: : : :|.:.: : : : : : : : : イ/jレ'´: :/: :/ :| : : : : : : : : : : ノ辷辷ミ:::::.:.:.:.: : : : : :.:.:.:.
. | l. |.. .|: : : :|: : : : : : r─<>く /. . . ./. ./ : :|: :_:_: :_:_:_: : くソイこハハ:::: : :_: : :_:_: : ::
| l .| . | \|: : : : : : ) ̄) ̄) //. . . ./. ./::::::::|::/ V ',()V乂ノノ)Y)::::::/ V ',:::
vhv | l.| | |\  ̄|¨:{ ̄. /. . . ./. ./::::::::: |::|__|___|:::7⌒とうノ(ハ::::::|__|__|::::
Yノノ | l. .|.| \| |. .{: : /. . . ./..../:::::::::::::|:::::::::┃::::::::::⌒辷乂ソ)り::::::: ::: ┃:::::::::
(¨) | l. ..| .| \|\ \|. .{. /. . . . . . / :::: ::::::::|:::::::::┗┫::::::::::と% )'⌒:::::::::::::┗┫::::
ニニニニニニニ| l. . || \|\.. |. .{/. . . . . . /::::::::::::::::::|::::::::::::::::::::::::::::::::‰&゜::::::::::::::::::::::::::::::::
¨¨¨¨¨¨¨rvニⅵ`ー‐┘ \|\: : .. \|. .}. . . . . . /──-√ ̄ ー- , :::::::Y&゜::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
: : : : rf廴うノ) \|\. . |. .|. . ../. ./: : : : _:_:| -、 /::::::::::Sソ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
辷冖fソつ : : ::|\: . \ {. .|. . /. // ̄ \ |::::::::::::::8:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
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““”” ̄ 乂_ノ_丶、 : : : |: : : : : |__|__/⌒'ー=''⌒_、<⌒ __ -  ̄  ̄ =- __
¨¨¨¨¨ ̄ ̄___| : : :|: : : : /. .| ∨ニ=- _、< ,,<⌒
¨¨¨¨j)辷辷=¬冖|| | : : ,′. l. .∨./: : {  ̄~く´__ . . : : :
¨´ ̄:::.:.:.:. || || | ,′. . l. . ∨ : : | : :| ニ=- __ . . . . . . . . . : : : /
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.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: : : . ||. . ⌒ニ=- |. . . . . /`i=-----=彡, . . . . . . ./ヘ. . . . . . . .
.:.:.:.:.:.:.:.:: : : : : : : : : : : : . . ⌒ニ=- _|_ i 个=--=彡 ゝ. . . . . .
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : . . : : : :⌒ニ=- | : 个=-=
.:.:.:.:.:: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : . . : : : : : : :::::⌒ニ=- __i_ |
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
久々に訪れたアリスの部屋は、随分と様変わりしていた。
ベージュ色をした意匠入りの壁紙は相変らずだったが、
家具の配置などが大きく変わっていた。
黒檀の上品だがどこか冷たい印象を受ける椅子や机は姿を消し、
代わりに円形のテーブルと、それを挟むように厚みのある小さな白いソファがあった。
中世を思わせる化粧台などもなくなり、床もフローリングから淡い茶色をした
スエードのカーペットへと全面的に張り替えられている。
アリスが言ったように、ベッドやクローゼットも一回り大きくなっていた。
あまりの変わり様に、入るなりやる夫は硬直してしまった。
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
1398 名前: ◆x0SRSoJXe.[] 投稿日:2019/09/05(木) 00:42:31 ID:ZNFGkSFg0
__ --- __
_┬┼┴┴┼┬┐ ` ヽ
/┼┼| └┼┐ \
/ ├〈〉┤ └┼ \
/ ┬┬┼┴┼┴┬┐ . └┼ ヽ
//┬┘ └┼┬ ├┐ ヽ
/〔/┘ ├┐ ├ ',
/く/ ,′ └┤ ┼ ',
| | ′ { l / ,′1 //1〈〉\ l 「色々変わってるお」
|_しl | ', ', | | / / /| // | ハ, \ l
/| | \ ', | /ノ/ノ-‐//イ| // │| l 〉 ト、 だ、だって、同じコロニーで暮らすなら、
/∧ ト、 N\ヽ /"´___,,,、 -‐ァ/ >\/ .| ∧__ノ \
// ', ', 、二ニ、 `Y / |↑d/ / / \ノl | 部屋にあなたが来ることも増えると思って……。
// .ヽ \ 弋_ソ `ゝ‐ ' // | ', \ ヽ
// / \ \_|// j ////イ::| ,′ ', \ 今までは一人で過ごすことばかりだったけど、
.Ll. / l \ ト、 、 u,':::l / /| \ \
/ / /、 , ':::/ / /. l ', \__/∨ これからは二人だから、色々変えなきゃって。
/ / / | \ __,, '-‐ 7 / / 丶 ヽ
/ / / ,人 `ノ┬イ / / / \
/ / / / /〕∧ヽ/ / /--/ ̄ ̄ヽ
./ / / | ∨l|∨ /┬ / ',
,′ ,′ /. ┌|//N/ /├ / ',
| | / ┌┤| / l//.┌┘ ',
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
担いできたボストンバッグをベッドの足側に空いていたスペースに降ろし、
改めてアリスへと向き直る。
なんだか落ち着かない様子で、しきりにやる夫の表情を気にしていた。
これには鈍いやる夫にも流石に察しがついた。
アリスはきっと、やる夫の反応が気になるのだ。
あの部屋も、自分の部屋の内装替えすらも、ほとんどやる夫のために、
というよりも二人で過ごすためだけにやったことだろう。
アリスが自分を喜ばせようとしてくれている。
それ自体が、やる夫には何物にも代えがたかった。
頷き、まだまだぎこちないものの、精一杯に気持ちを表情に出してみる。
覚束ないやる夫の笑顔を見た彼女は、安堵に目を細めた。
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
1399 名前: ◆x0SRSoJXe.[] 投稿日:2019/09/05(木) 01:04:00 ID:ZNFGkSFg0
,. -ー' 二二二 ー- 、
//: ̄__:::::::::::::::: ̄`:::ヽ
/〃'::::::/´ノ〉):_ノ_ノ::::::::::::::::::\
//´::::::__,ィ:ゝ-':__,:::-──- 、::::::::::ヽ
/゙::::::::::/ ̄ ̄\ ヽ\ ヽ \::::::::ハ__
!:::::::/ i ヽ ', ヽ \ ヽ>,仁》
_ |::::ハ ', i } ! ! ',<ノ||\
《ニハ_ゞ、 \ \ ! || | |__ || l | \>
ソ|| \\ \ \ | .从,ィ匕Lィ|| | | 〈´
| '、 \\,>≧ゝ, |/ /,ィヌニミ、|i | l | ええとね、このソファって繋がるのよ。
ハ \ `卞代ツミ ヾ′ ''' / // ト、
. 〈/|:} ヽ,\ \`¨´ 、 / // / l ヽ こうすると二人で並んで座れるし、
//| |\\, __> - ´ イ!// / ! 〉
. /ム'〉 「`:::ゝ,\_ ≧ュ,fヽ_ .ィ─ヘ,ィ l |l / このままなら向かい合って座れるわ。
. /:::::| |::::::::::ヘ !:::::::l |::::ハ;:::::_:::::ヽl l|/
/::::::::::: ! / :::::::::::::} |::::::::l !/ ∨ }/::::/ / ハ`ゝ それから……
. ./!:::::::::::::::| /:::::::::::::::::| |::::ノ| ト-ーく /_」:::/ / /::::ヽ:::ヽ
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
好反応に気をよくしたアリスは、一通り部屋の案内をしてくれた。
洗面所と浴室は大理石模様の壁と床に囲まれており、
洗面台にはアリスが普段使っているのであろう歯ブラシやコップなどが置かれていた。
以前との違いを挙げるとすれば、それらが一つずつ増えていることだろうか。
あまりに上品すぎて落ち着かなかったが、アリスが過ごしている空間としては
とてもしっくりくる光景ではあったし、不自然さはなかった。
時が経てば、いずれ慣れるだろう。
リビング、兼ベッドルームに戻ってくると、やる夫とアリスは困ったように立ち尽くした。
時刻は既に夜の九時を回っていた。
夕暮れ時に任務から帰還してネクストから降り、
スネークとの遭遇やメディカルチェックをしている内にすっかり夜になってしまっていた。
基本的に基地内の食堂は調理も受け付けも機械による無人運営のため、
いつでも食事は摂れる。夕飯時といえばそうなのだが、
空腹よりも疲労が勝ってしまい、そこまで戻るにはどうにも足が重かった。
戦闘やかつての敵対企業に所属するリンクスとの会話などの
直後ということもあって、食堂には目もくれずに自室へと直行したわけだが、
まだ逆戻りしようにも体力と気力が足りなかった。
つまりは少々の睡魔に襲われ始めていた。
四肢の動きが鈍り、体が重力に負けはじめ、瞬きの目を瞑る時間が長くなっていた。
だが、ベッドは一つである。
アリスが用意してくれたやる夫の部屋に戻っては本末転倒だ。
とどのつまり、そういうことである。
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1400 名前: ◆x0SRSoJXe.[] 投稿日:2019/09/05(木) 01:27:01 ID:ZNFGkSFg0
{ilililililillilil/ノ / / ヽ \
{Ⅶilililili/ノ il i ヽ ハ ',
{Ⅶil≦イ il .il ト、 i V
_,彡イ 水 ̄ミヾ=.il .il ハ ヘ i .il
イイ //ハヽ // il i ト ハ il il
ヾ .// Ⅶ_/ il .升 | リハ il リ イ 丿
.Y / iliイ. iト ハト>K彡' }/ イ.// 眠いの?
// 川 .il ヽK' / ィ= / i、 il
.// ハi.l 人} ィ匕r:j `ー, 「うん、だいぶ」
Ⅵ i i.l .ハリ  ̄ ̄ /
illi} il il il il _ _イ 疲れたものね。とりあえず、寝ましょうか。
ilil} il Ⅵ/ ノ - ' ノilリ
人 ヾ≧ ' / / 明日のことは起きてから考えればいいわ。
ilililゝ, - - 、 \\ r、___ /i./
ィ三三三三三ミ、ヽⅦミ=、_ 着替えもシャワーも朝で平気よ。
三三三三三三三ミ、 \iミミ、
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アリスが体を揺らしながら顔を覗き込んできた。
確かに、慣れない環境ながらもアリスが傍にいることもあって、
疲れがどっと吹き出してきた気がする。意識すればするほど体は重みを増していく。
けれど、一緒のベッドでいいのだろうか。
清潔感のある白いデュベと枕を見つめながらぼんやりと考えていると、
先にアリスがベッドに膝を載せて手を突いた。
すらりとした背中や柔らかな丸みを帯びた腰がドレスの布越しに主張され、
思わずたじろぐ。白くしなやかな手と華奢な足がシーツに皺を作っていく。
やる夫の葛藤も他所に、アリスは振り返って小さく手招きしてきた。
「ほら、きなさいよ。私たち、その……恋人なのよ。
一緒に寝るくらい、普通じゃない。後は、その、心の準備とか、色々あるけど」
アリスの言葉にはっとする。
最後の方の言葉は途切れ途切れになってしまって上手く聞き取れなかったが、
ここで尻込みするという選択肢はないことを自覚するには十分だった。
これからは何かと二人で過ごすことになるのだ。
中途半端な他人行儀や遠慮は却って失礼というものだろう。
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1401 名前: ◆x0SRSoJXe.[] 投稿日:2019/09/05(木) 01:41:47 ID:ZNFGkSFg0
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先に布団に入っていたアリスに迎え入れられる形で横になる。
体が触れ合いこそしなかったものの、手を伸ばさずとも触れられる距離で、
微かに体温すら伝わってきているような感覚さえした。
鼓動の律動が早まり、視野が狭まっていき、
やがて横になったアリス以外のものが目に入らなくなる。
だが、緊張も長くは続かなかった。
マットレスに体を沈めて力を抜いた途端に、全身の筋肉が弛緩して泥のように広がった。
「おやすみなさい、私のやる夫。
これからの夜は、傍にいてあげるから」
アリスが優しく囁いてくる。
恥じらいを残しながらも穏やかに微笑む彼女の表情を見て、
やる夫はようやく安堵感を覚えながら目を瞑った。
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1402 名前: ◆x0SRSoJXe.[] 投稿日:2019/09/05(木) 01:41:58 ID:ZNFGkSFg0
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1403 名前: ◆x0SRSoJXe.[] 投稿日:2019/09/05(木) 01:42:43 ID:ZNFGkSFg0
今回はここまでだ。
次回は来週の水曜日午後九時としよう。
シーユーアゲイン。>>1もそろそろオフトゥンに戻るよ。
【安価】やる夫は誰かのために戦うようです 31